パチンコがストレス解消の夫とケンカばかり

互いにストレスフルな状態にあるところへ、ご主人からパチンコに行きたいと言われれば、金銭的な問題もあるのだからと、さらにイライラしてしまうでしょう。家計を考えて「やめてと言うしかない」という気持ちもよくわかります。しかし、ご相談者の心配は伝わらず、ますます互いにイライラしてしまうのでは、2人にとって悪循環な状況です。ここは互いに歩み寄って、それぞれの気持ちを少しずつ尊重することから始めてみませんか。ただ、歩み寄って尊重するといっても、なかなかむずかしいと思うので、尊重し合うためのルールを2人でつくってみてはいかがでしょうか。ルールを決めれば、歩み寄りやすくなるように思います。

例えば、パチンコであれば、行ってはダメと全否定するのではなく「1カ月に3回まで」など回数を2人の間で決めて、その範囲内で夫に楽しんでもらうのも1つだと思います。家計に響かないよう、パチンコで使える額をあらかじめ設定するのもよいかもしれませんね。家庭生活を大事にしたい気持ちはおそらく同じだと思うので、そのために必要なルールであることを共有したうえで、話し合ってみてはと思います。もちろん、ご相談者もときにはストレス解消が大切なので、夫の要望を尊重する代わりに何か手伝ってもらったり、お願いごとをしてもよいと思います。自分だけが我慢するような形にはならないようにしてくださいね。

互いの気持ちを少しずつ尊重し合ったほうが、総じて気持ちよく生活できるのではないでしょうか。イライラする気持ちを抑えようとすると疲れるし、からだにもよくありません。我慢をしてイライラしつづけるよりも、気持ちよく生活するための方法を前向きに検討していくほうが、家庭の雰囲気も和やかになり、こころも軽くなるでしょう。「笑う門には福来る」といわれるように、さまざまな相乗効果があるように思います。よければこの機会に、夫にルールづくりを提案してみてくださいね。