Question

子どもの頃から髪を抜く癖が直らない

小学生の頃から現在まで、髪の毛を抜く癖が直りません。生えてきた短い髪の毛(1~3cmほどの毛)をピンセットで抜いてしまいます。髪の毛をいじる癖もあり、いじっていて短い髪の毛を見つけると抜いてしまいます。この癖は抜毛症という病気でしょうか?

女性/30代

2022/06/06

Answer

頭髪は大事なからだの一部でもあり、小学生の頃から今に至るまでつづいていること、やめたくてもやめられないことに、自身で嫌悪感を感じたりつらい思いをされてきたのではないかと思います。今の状況が抜毛症(ばつもうしょう)に当たるか否かは医師の診断によりますが、抜毛症とは、自分で自分の正常な髪の毛を引き抜いてしまう病気で、精神的なものが多く関係しているといわれています。くり返し抜くことで、頭皮の一部に髪の毛がなくなってしまうこともあります。きっかけや抜くときの気持ちは人それぞれですが、何か思いあたることはあるでしょうか。


例えば、不安や緊張を紛らわすためだったり、日常生活でのストレスが関係している場合もあります。不安が高まったときなどに髪の毛を抜くと、気持ちがスッキリして一時的に気分が楽になり、そのために髪の毛を抜くことをくり返すということが多いようですが、いかがでしょうか。


自身の生活をふり返ってみて、何か思い当たるストレスや不安なこと、緊張することなどはありましたか。もし何か思い当たることがあり、それが改善できるようなら、まずは環境の改善から始めてみるとよいと思います。ほかのストレス発散法を試すなど、工夫をしてみることも1つです。しかしながら、この癖を自力でやめることはとてもむずかしいことが多いようです。環境を改善するなど、自身でできる工夫をしてみても状況が変わらないようなら、早めに専門家の力を借りることが望ましいでしょう。


受診する場合は、メンタルの専門家である心療内科・精神科をおすすめします。もし治療するとなれば、服薬治療やカウンセリングを通して、状態の改善に向けた対応を考えていくことになります。1人で抱え込んで対処しようとすると、さらに悪化する可能性もあります。当方に相談くださったこの機会に、ぜひ専門家に相談し、一緒に進んでいってくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

髪の悩み
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。