インプラント治療の病院選びのポイント

インプラント治療に限らず、安心して治療を受けられる医療機関との出会いは、誰もが望むところです。「日本口腔インプラント学会」では、口腔インプラントに関わる広い学識と、高度な専門的技能を有する歯科医師の養成を図り、専門医、認定医の資格を設けています。医療機関を選ぶときには、そうした専門医、認定医がいる医療機関かどうかを目安にするのも1つの方法です。

また、以下のような点について、医師から十分に説明を受けることも大切です。

①インプラントには向き不向きがあり、どんな人にもインプラントが向いているわけではありません。利点ばかり強調する医療機関は要注意です。歯を補う選択肢には、ブリッジや入れ歯もありますので、それぞれの利点、欠点について、よく説明を受けましょう。

②治療後、すぐに噛むことができる方法もありますが、通常インプラントを埋めた後は、噛めるようになるまで半年以上かかることがあります。治療の流れをきちんと説明してもらいましょう。

③治療費は、材料費や検査代、手術代などが上乗せされ、高額になります。見積もりを出してもらい、内訳についてもよく説明してもらいましょう。複数の歯科医院を受診して治療計画や見積もりを出してもらい、それらを比較して納得したうえで決めるとよいでしょう。

歯科診療所の歯科医療機能を客観的に評価するために組織された第三者機関として、「特定非営利活動法人歯科医療情報推進機構」が設立されています。日本口腔インプラント学会と合わせてホームページで情報を確認してみてはいかがでしょうか。