夫の女装趣味が発覚。苦しくて仕方がない

ご相談者は夫に対して一生知らないふりを通そうと思ったけれど、どうにも気持ちをおさめることができずにいるとのこと。たしかに、ご主人が女装好きということを周囲に知られるのは恥ずかしいかもしれません。また、夫と向き合っているときにそのことが頭に浮かび、平常心を保つのがむずかしいこともあるでしょう。一方で、夫にあなたの知らない一面があったことに動揺したのかもしれません。一緒に苦楽を分かち合ってきたはずなのに、ご相談者の知らないところでいきいきと行動していることを、到底受け入れられない感情もわくのでしょう。

まずは、ご相談者が今後の夫婦関係をどうしていきたいか、どうしたら今の状況から少しでも楽になるのかを一度考えて整理してみましょう。苦しいけれど、このまま知らないふりをして過ごしつづけるのも1つで、夫に今の状況やつらい気持ちを伝えて理解を求めたり、さらには女装をやめるように頼んだりするのも1つです。また、女装についての事実はどうなのか、本人がどのような気持ちでいるのかを聞いてみて、お互いの気持ちや考え、妥協点について話し合うことも1つの方法です。

それらを話し合うことで、ふだん相手に感じていることや要望などがお互いに出てくるかもしれません。今後は隠しごとをしないように約束する、悩みや困りごとは夫婦で相談する、あるいは少し距離をおいて互いに干渉しない部分を持つということなどを話し合ってもよいでしょう。

夫婦として、同じ価値観や同じ気持ちで一緒に暮らしていくことが理想かもしれませんが、場合によっては2本の道を2人で歩む方法もあると思います。どのように向き合えばよいかは人それぞれです。あなたが少しでも苦しくない道をじっくり選んでくださいね。