Question

愛猫を失い大泣き。しばらく目や頭が痛む

小さいころからあまり泣かない性格でしたが、最近、愛猫を亡くしたことで何年かぶりに大泣きしました。しばらく目の奥が重く、痛みがあるのと、こめかみと眉間の痛みで落ち着かず、考えがまとまらなかったりして困りました。これって普通ですか? 泣くってこんな感じですか? それとも、愛猫を亡くしたことでのストレスでしょうか?

女性/30代

2022/04/20

Answer

かわいがっていた猫を失い、大泣きしたとのこと。本当に大切な存在だったのでしょう。家族を亡くすのと同様に、悲しみやつらさ、寂しさに襲われても不思議ではありません。


泣いた後に目の奥が重くなったり、こめかみや眉間など頭が痛くなることはよくあることです。しばらくして症状が治まったなら、ひどく泣いたことによるものかもしれません。また、家族のような存在であるペットを失うことによる精神的なショックやストレスは、生前かわいがっていたからこそ大きいものです。こころとからだはつながっており、精神的なストレスがからだに影響を及ぼし、頭痛や腹痛の症状が出る可能性もあります。気持ちが落ち着かないときは、なかなか考えもまとまらなかったり、何かに集中することがむずかしく感じることもあるでしょう。


現状、からだの調子はいかがでしょうか。愛猫の死を受け入れるためには十分に悲しみに浸る時間が必要になります。どれくらいの時間が必要かは個人差があり、早くても1カ月程度はかかることが多く、長い人では数カ月以上になることもあります。趣味や好きなことをしたりして気分転換を図り、じっと時間が過ぎるのを待つのもひとつですが、1人でつらさを抱え込まずに話を聞いてもらうのもよいでしょう。周囲に話せそうな人はいるでしょうか。猫との思い出を語り合い、一緒に悲しんでもらうことも有効です。十分に思い出すことで、悲しみだけではなく楽しかったこと、幸せだったこともあったと感じられるようになることが、受け入れて前に進んでいくことにつながります。


もし、目の奥やこめかみなどの痛みが治まらず、日常生活に支障が出つづけるようであれば、一度心療内科・精神科などメンタルヘルスの専門医の力を借り、体調を整えたうえでこころの整理をしていくことをおすすめします。また、周囲の人に話しづらい場合は、カウンセラーなど専門家の力を借りることも可能です。つらいときこそ1人で苦しまず、なるべく周囲のサポートを活用するように心がけてくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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