夫の転勤についていく勇気がありません
夫が転勤になるようです。私は地元から離れたことがなく、ついていく勇気がありません。今は実家も近く、2人の子どもたちは、おじいちゃん、おばあちゃんと離れたくないようです。単身赴任を考えつつも、父親のいない毎日となると、まだ幼稚園児の2人に影響があるのでは……などと考えていると眠れません。
女性/30代
2022/03/22
転勤は本人のみならず、家族にもさまざまな影響が及ぶので、今後の生活などを考えると不安な気持ちもよくわかります。相談者の場合は、地元から離れたことがなく、実家が近く、祖父母に子どもたちがなついている様子から、なおさら生活環境が変化することに戸惑うのではとお察しします。できれば安心感のある今の場所、この環境のなかで生活していきたい気持ちが大きいことでしょう。
しかし現実を考えると、幼稚園児の子どもたちにとって、父親がいない毎日はどうなのだろうという心配もあって、夫の単身赴任という選択も簡単には決意できないものがあるでしょう。むずかしい選択が待ち受けていると考えると、より悩み深くなってしまうと思いますが、このようなときこそ夫婦でしっかり話し合い、単身赴任の場合、転勤先についていく場合のメリットとデメリットについて整理してみることをおすすめします。それぞれの場面を想定して、紙に書き出すと整理しやすいでしょう。また、出てきたデメリットのなかで、どのような点に不安を感じるのかを具体的に話し合うことも大切です。
漠然と悩んでしまうと不安が不安を呼んで、さらに考え込んでしまいやすくなります。心配や不安についても率直に、かつ具体的に話し合い、それは対処できることなのかも検討できるとよいのではないでしょうか。家庭生活、経済面、子育て環境など、さまざまあると思いますが、1つひとつじっくり話し合われてみることをおすすめします。
そのほかにも転勤の期間が決まっているのか、転勤先の環境など、現実的な情報収集も大切になります。そのあたりも夫に確認してもらい、これらの情報をふまえたうえでのほうが検討しやすくなるでしょう。実際に単身赴任や転勤生活を経験した人の話を聞くのも、今後を考えるにあたって、イメージしやすくなる場合もあります。
どちらにもメリット、デメリットがあり、決断できない場合もあるでしょう。そのときは、今の生活において何を大切にしていきたいか、という点が判断のポイントになるようにも思います。許すかぎり時間をかけて、十分に検討してみてくださいね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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