子どもの右手の指が1本多い

2021/12/21
生まれつき右手の指が1本多く、親指の隣に小さい指がついています。1歳過ぎてから手術を考えましょうといわれ、いまはなんの治療もしていませんが、いつごろ手術するのがいちばんよいのでしょうか。手術はむずかしいのでしょうか。残ったほかの指に後遺症は残るのでしょうか(6か月|男児)
この質問への回答
福島県立医科大学 甲状腺・内分泌センター センター長 横谷 進
手に5本の指以外に余分に指がついているものを多指症といいます。多指症のうちの多くは、この場合のように母指(親指)の隣についているものです。多指症の手術は、余分な指を取り除く手術ですが、残された指が美容上のみならず把握などの機能上も問題のないように配慮する必要があります。余分な指のついている位置によっては、腱の移行や関節の形成も必要になります。適切な手術の時期は、このように行われる手術の内容によっても異なりますが、ふつうは3か月~2歳に行われます。また、指の中央の軸が大きく曲がっている場合には、それをまっすぐに近づけるために骨切り術を3~4歳をめどに行うことがあります。足の趾にも同様に余分な趾がついていることがあり、多趾症と呼ばれています。多趾症に対しても同じような時期に手術が行われます。


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