Question
3歳用の解熱剤は1歳児に使えるのか
お兄ちゃん(3歳1か月)がついこの間熱を出したときにもらってきた解熱剤がまだ残っているのですが、少し量を減らせば使ってもよいでしょうか。
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女性/30代
2021/12/21
Answer
まず、解熱剤がなんという薬であるか確認してみましょう。アセトアミノフェンなら薬の種類としては大丈夫です。しかし、ポンタール®やその他の解熱剤の場合には、1歳の子どもにはすすめられません。アセトアミノフェンの剤形には、坐薬と飲み薬(顆粒・シロップ)があります。坐薬は、商品名でアンヒバ®とアルピニー®がよく使われています。顆粒は、カロナール®とピリナジン®が多いと思います。アセトアミノフェンの1回の量は、坐薬でも顆粒でも小児科医は体重1kgあたり10mgを目安に処方しています。たとえば10kgの子には100mgです。もし、お兄ちゃんの解熱剤がアセトアミノフェンの坐薬なら、ふつうの体重の1歳4か月の子には100mgの坐薬1個(50mgの坐薬では2個)が1回量として適量ではあります。しかし、お兄ちゃんの解熱剤がアセトアミノフェンとしても顆粒の場合には、どれだけの量が処方されているのかわからないので、1歳の子に適切な量を調整するのはむずかしそうです。いちばん無難なのは、1歳の子にはからだを外から冷やしてあげて、その場をしのぐことでしょう。
回答者
福島県立医科大学 甲状腺・内分泌センター センター長
横谷 進
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解熱剤
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