Question

乳幼児への薬の種類と使い方

赤ちゃんに使われる薬の種類と使い方を教えてください。たとえば、使用法には食後と書いてあっても、食事をとらない場合など、どうしたらよいですか。(7か月|男児)

女性/30代

2021/12/21

Answer

初めに、赤ちゃんへの薬の一般的な考え方について述べます。赤ちゃんに使う多くの薬は症状をやわらげるためのものです。せきの薬、たんの切れる薬、鼻水の薬、下痢の薬、そして熱を下げる薬などです。これらの症状のために赤ちゃんが辛そうだったり、眠れなかったりしていたら、薬を飲ませることはよいことだと思います。しかし、症状がそれほどでもなかったら、症状に合わせて、なるべく必要なものだけにしましょう。これらの薬を服用させることによって早く病気が治るということは、あまり期待できません。もちろん、赤ちゃんに気管支ぜんそくだとか、けいれんを起こしやすい体質だとか、尿路感染症を繰り返す原因などがあれば、それらの治療や予防のために薬は欠かせません。赤ちゃんに薬を飲ませるかどうかでいちばん意見が分かれるのは、発熱をともなう上気道炎症状(せき、鼻水など)のときの抗生物質でしょう。ウイルスに対して抗生物質は効かないので、細菌やマイコプラズマが疑われる場合に、効く可能性が高い抗生物質を選ぶのが基本です。一般には、のどの炎症が強い、うみのような鼻汁が出る、中耳炎がある、などという場合は抗生物質を飲んだほうがよいと思いますが、主治医の説明をよく聞いてください。赤ちゃんや子どもでは、薬で胃が悪くなるということはほとんどないようです。「食後」と指示されている場合にも、食べさせずに薬だけ飲ませても大丈夫です。また、「8時間おき」と指示されている薬もありますが、時刻を正確に守るよりも1日3回飲ませるほうが大切なので、子どものリズムに合わせておおよそ8時間ごとで十分です。なお、「食前」と指示されている薬は、効果をあげるために食前が望ましいので、それを守りましょう。

回答者

福島県立医科大学 甲状腺・内分泌センター センター長

横谷 進

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