赤ちゃんの爪のじょうずな切り方
すぐ爪が伸びてしまいます。じょうずな爪の切り方を教えてください。(3週|女児)

女性/30代
2021/12/21
爪の伸び方は赤ちゃんによってさまざまなようです。爪を切るタイミングは常識的な判断でよいと思いますが、あえていえば、爪が指の先端に達するくらいになったら、切ってあげるのがよいでしょう。爪が出ていたりとがっていたりすると、赤ちゃんは自分のほおや耳をよくいじるので、顔を傷つけることがよくあります。また、湿疹がなかなか治らなかったり、そこにブドウ球菌などの化膿菌がついて膿痂疹(とびひ)になることもあります。赤ちゃんの爪切りは、そのための専用のはさみが市販されています。刃は反っていて長さが短く、先端が丸められています。この反りは、爪の先端の丸みに沿わせるようにではなく、反対に、刃の先端が指から遠ざかる向きにはさみを持って使うようにできています。爪を切るときには、赤ちゃんが眠っていても起きていても、抱っこしたほうが安全で容易だと思います。首がすわる前の赤ちゃんは横抱きにして、遠い側の手の爪を切ります。首がすわっていれば、赤ちゃんの背中を自分の胸に密着させるようにして縦に抱っこします。はさみを持たないほうの手で赤ちゃんの手のひらと手の甲を支えながら、指を伸ばして爪を切ります。爪はへりから切り始め刃先がいつも正しい向きになるようにはさみを持つ手をスムーズにひじごと回転しながら進めていきます。慣れると、1本の爪を1回の動作で切り終えることができます。深爪(深く切りすぎること)を避けるには、爪の先端の白い部分をわずかに残すように切ります。刃が反っているので、反りを反対向きに使わないかぎり、深爪は避けやすくなっています。爪はなるべくとがっているところが残らないように切りましょう。また、指の皮膚を切ってしまわないように、くれぐれも刃先をよく見てください。
回答者
福島県立医科大学 甲状腺・内分泌センター センター長
横谷 進
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