母が肺がん宣告を受け、頭が真っ白に
突然、母が肺がんの宣告を受け、頭が真っ白になってしまいました。今は何を見ても感情が麻痺しているようで、こころの持ち方がわかりません。
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女性/50代
2022/01/28
これまでお元気だったお母様が、病院で突然肺がんだと告げられたのでしょうか。お母様ご本人もあなたも非常に驚き、どうすればよいかわからない状況なのではとお察しいたします。
何を見ても感情が麻痺しているようだと書いておられますが、あまりに強いストレスにさらされますと、からだを守るためにそのような状態になることがあります。大変な状況ですが、今後に向けて少しでもつらくならないようなこころの持ち方を考えてみましょう。
まず、病状についてくわしく確認なさっていますでしょうか。これからどのような治療をする必要があるか、入院やくわしい検査の時期なども含めて、わからないことは医師に遠慮なく相談してみてください。
もし、医師に十分に相談することがむずかしいならば、看護師やソーシャルワーカーなどのスタッフに尋ねてみてもよいと思います。そのなかで調整しなければならない問題も浮き上がってくるでしょう。治療法や医療機関の選択、費用の問題など1つ1つ検討していくことになります。
現在はインターネットの普及により、さまざまな情報が容易に入手できる時代になっていますが、お母様にとって何が最善かはすぐに答えが見つからないでしょうし、不確実な情報に惑わされることも多いのではないでしょうか。
身近に医療の相談をする人が見当たらない場合には、お住まいの市区町村の役所に健康相談の窓口がございます。保健師や看護師など専門職が医療費減免制度や治療法などの情報を提供してくれますので、一度相談してみますと、道すじの整理に役立つと思います。
一方で、「がん」という言葉自体の重みに押し潰されそうになっていませんか。もちろん生命にかかわる場合もある大変な病気ですし、今後いったいどうなるのかと不安な気持ちが湧きあがるのも仕方のないことです。
しかし昨今、治療方法は飛躍的に進歩していますので、病巣そのものへの治療が期待できますし、痛みや苦しみもほとんどコントロールできると言われています。「きちんと治療して回復を目指そう」というお気持ちを、お母様もあなたも持っていただければと思います。
つらいお気持ちにフタをしないことも大事です。心身のエネルギーが低下しているときは、無理に頑張ろうとしてもかえって空回りしてしまい、悪循環を招く可能性があります。ご自分の中の苦しい気持ちや悲しい気持ちをしっかり認めて、受け入れるようにしてみましょう。
お母様や身近なご家族・友人と思いを語り合うこともよいと思います。そして何より、お食事や睡眠などを十分に確保して、あなた自身の体調を整えるよう心がけてくださいね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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