Question

体を動かしているのにぜんぜん寝つけません

仕事をがんばって、からだを動かしているのにぜんぜん寝つけません。1時間も寝られません。どうしたらいいでしょうか?

男性/30代

2022/01/28

Answer

仕事をがんばり、からだを動かしているけれど、ぜんぜん寝つけないとのこと。実践されているように肉体的な疲労があると睡眠に入りやすくなるように思いますが、なぜ眠れないのだろうと苦痛に感じる日々を過ごされているのではないでしょうか。まったく眠れない状況というのは、想像以上のつらさがあるでしょうし、寒い冬はさらにこたえるのではとお察しします。


質の良い睡眠が取れなくなると、疲労回復が困難となり、心身のエネルギーも低下してしまいます。結果的に情緒不安定に陥り、常に倦怠感がある、仕事への集中力が低下するなど、悪循環を生んでしまうことがあります。現状において、睡眠以外の日常生活や仕事などに影響が出ていないかが心配です。


また、眠れない状況がつづくと、セルフケアの工夫だけで眠りにつくのは限界がある場合があります。「今晩も眠れないのでは」と不安な気持ちが強くなり、気になってしまい、心身ともにリラックスできず、眠りに入りづらい状態になってしまうこともあるでしょう。


今後、もしも今のように眠れない状態が2週間以上つづいているようでならば、かかりつけの内科、もしくは心療内科などで現状について相談されることをおすすめします。医師から処方される薬の力を借りて寝つきをよくし、睡眠バランスを整え、質のよい睡眠がとれる状態に戻してあげることが大切です。

睡眠以外にも気分の落ち込みや情緒不安定など精神面での影響が生じている場合は、心とからだの両面から診る、心療内科やメンタルクリニックを入口に相談される方がよいでしょう。


また、睡眠はストレスなどの影響を受けることがあります。寝つきが悪くなり始めたときのことを少しふり返ってみましょう。何か心に負荷がかかるようなできごとが起き、今現在もストレスになっていることなどはありませんか? もし思い当たることがあれば、心の負担になっているものを整理し、軽減してあげることも睡眠バランスを整えていくために大切です。この機会に、何がストレスになっているのかを点検し、そのストレス軽減に向けた対応や対処も併せて考えてみてはどうでしょう?


1人で考えることがむずかしい場合は、ぜひ専門医や周囲にも相談しながら、検討してみてくださいね。1人で抱え込まないことも、心身の健康を保つために大事なことです。早めの対応が改善への近道につながります。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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