娘を叱った後に後悔してストレスに……

6歳の娘が何回言っても言うことを聞かないので毎日叱っていますが、後で悪いなと思い、ストレスがたまります。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
お子さんが何度言っても、言うことを聞かないため、毎日叱ってしまうとのこと。
6歳にもなると子どもながらに自己主張することも多く、親の言うことを素直に受け入れない場合もあり、叱らざるを得ないことも多いのではありませんか? しかし、親としてはできれば叱りたくないのが本音でしょう。
自己嫌悪に陥ってしまう、ご相談者の気持ちをお察しします。
子育てには休日がないので、毎日叱ることがつづくと、ストレスもたまってしまうでしょう。このようなときに一番大切なのは、母親であるご相談者自身の心の休息です。
例えば週末などにご家族に協力してもらい、少しでも1人でホッとできる時間をもつのもよいと思います。近くにある喫茶店でお茶を飲む、好きなお店のウィンドウショッピングをするなど、できれば、ご自宅と離れた場所で気分転換するのがよいでしょう。ご自宅にいると悶々と考えてしまいやすく、ストレスと距離を取りづらくなってしまいますので、あえて違う環境に身を置いて過ごすのもおすすめです。
ご家族など話を聞いてくださりそうな方に、気持ちを吐露するのもストレス軽減に役立ちます。たまには自分をいたわってあげる時間も、ぜひおもちになってくださいね。
次にお子さんとのかかわり方について少しアドバイスをさせていただくとすると、お子さんは叱られる状況にどこか慣れてしまっているのではないかと感じました。毎日叱られると、伝えたいことが伝わりにくくなる悪循環に陥ってしまうように思います。
また、どこかでお子さん自身も自分の気持ちを受け止めてもらえていないような感情を抱いているのかも知れません。母親が怒っているということだけがお子さんに伝わってしまうのは、つらいところですよね。
このような場合は、まずお子さんと対話をすることが大切です。なぜいつもそのような行動をしてしまうのか、怒らずにお子さんの気持ちを聞いてあげるとよいでしょう。するとお子さんも、お母さんに気持ちを受け止めてもらえたという感情になると思います。そのうえで、例えば「お母さんは○○ちゃんがいつも~するのが悲しい。~してもらえると嬉しいんだけどな」など、伝え方を変えると受け取り方が違ってくるように感じます。
また、たまにはお子さんと一緒に楽しめるような時間を意識して取り入れるのもよいでしょう。お子さんの好きな場所に一緒に行き、めいっぱい遊ぶ、笑顔になるような時間をあわせてもつのも、日常とメリハリをつけるのに効果的です。お子さんも心の切り替えがしやすくなり、受け取り方にも変化が生じるかも知れません。楽しい時間を過ごすなかで、ご相談者の愛情をより深く実感でき、親子の絆も深まるでしょう。
親のほんの少しの変化が、子どもの心の変化にもつながっていくことがあります。まずは自分をいたわることを忘れずに、お互いの笑顔のためにできそうなことから、試してくださいね。


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