2歳児のかんしゃくへの対応は?

最近、2歳の息子が、遊びを終わらせるときなど、激しく泣き叫ぶようになりました。かんしゃくを起こしているとき、どう対応したらいいでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
2歳頃は、「自我が芽生え、情緒が発達する」時期です。自分の欲求を表現(自己主張)できるようになるのですが、表現は未熟で、がまんをしたり、待つといったことがまだできない時期です。
イヤイヤが始まったときは、子どもの自己主張を抑え込まないで耳を傾け、気持ちに沿うように対応しましょう。気持ちに沿うとは、子どもの欲求をかなえることではなく、「やりたい」「欲しい」「イヤ」などの気持ちをいったん受け止めることです。
子どもの訴えを聞き、要求を理解し「○○したいのね」「イヤなのね」など、子どもの気持ちを言葉にし、要求を理解していると言動で示してみましょう。要求に対応できない場合は、子どもの理解の程度は予測できませんが、理解できるがかなえられないこと、その理由を言葉や態度で示します。
2歳前後の激しい自己主張は一過性で、成長に伴い落ち着いてきます。癇癪(かんしゃく)で感情が高ぶっているときは落ち着くまでに時間を要しますが、周囲が欲求を理解して受け止める態度を示すことで子どもは安心します。
受け止めてもらう経験を繰り返すなかで、情緒も安定してきます。接する大人が、「がまんする力」につながるという見通しをもつことができれば、多少気持ちや対応に余裕が生まれるでしょう。
また、この時期は興味の対象がさまざまに移り変わるので、興味を示すほかのものに関心を向けてもよいかと思われます。好きなおもちゃで遊びに誘う、外に出かけるなど、今後つづけても困らない対応を見つけておくとよいでしょう。


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