Question

4歳の子どもの猫背が気になる

もうすぐ4歳になる子どもの猫背が気になります。3歳児健診では指摘はなく、その時点では気づいていなかったため、相談はしていません。とくに寝ているときに長い時間、背中を丸めて指しゃぶりをしていることが多いため、そのせいかとも思っています。受診するべきか迷っています。

女性/30代

2022/01/28

Answer

4歳のお子様の猫背が気になって、医療機関を受診すべきか迷っていらっしゃるとのこと。3歳児健診では指摘はなく、その時点で気にならなかったので相談はしていないのですね。寝ている間の姿勢が原因ではないかと気になっていらっしゃるご様子ですので、受診の必要性などを検討してみたいと思います。


背骨(脊椎)は四角い形の椎骨が積み重なり、脊椎を横から見ると、首の部分の頚椎と腰の部分の腰椎は前方に弯曲し、胸の部分の胸椎は後方に弯曲しています。ゆるやかなSの字の形にカーブしているが脊椎の自然な形です。


脊椎はその周囲にある筋肉とともにからだを垂直に保ち、重たい頭を支えているので、頭の重みを分散するために、生理的に弯曲しています。脊椎の後弯が生理的な範囲を超え、脊柱を横から見たときに後ろへの弯曲が過度に大きくなった状態は、脊椎後弯症と呼ばれています。この原因は大きく2つに分類されます。


●機能性後弯

姿勢が原因で後弯になっているもの、一般に「猫背」と呼ばれ、姿勢を正すことで矯正されます。

●構築性後弯

仰向けに寝かせても後弯がなくならない、背中を後ろから押して後弯がなくならない状態などは、脊柱の形態異常を疑います。


ご相談の文面からお子様の様子を推測しますと、通常3歳児健診では医師の診察があるので、その際に姿勢などの整形外科的な指摘がないのであれば、その時点で脊椎の様子について改めて専門医の診察を受ける必要はないと判断されていることになります。通常、病的な後弯は診察により判断できるので、3歳児健診やそれより前の乳幼児健診時に、医師の診察で早期に発見されることが自然だと考えられます。


姿勢を正すことで矯正される機能的後弯は、脊椎の骨そのものには異常がなく、習慣やくせによって起こっているので、姿勢を正すことは適切な対処方法です。一方、ご相談のお子様は4歳ですので一般的な成長発達の段階から考えると、姿勢に気をつけることはまだむずかしい年齢でしょう。小児期は成長による変化が大きいことが特徴で、今後よい方向へ変わっていく余地は十分にあり、継続的に姿勢の注意を促すことは必要ですが、焦る必要はない時期ではないかと思います。


以上は一般的な説明ですが、文面ではお子様の姿勢などを観察することができませんので、ご心配な点は小児科の医師に見てもらうことが最もよい解決方法だと思います。首や腰などに痛みを訴える、首や腰が痛むと思われる様子があれば、早急な小児科受診をすすめますが、ご相談の内容では症状はない様子なので、緊急性はさほど高くないと思います。


小児科を受診する機会などに、猫背の件をご相談なさってはいかがかと思います。ご相談者の気がかりが軽くなり、お子様が健やかに成長されますよう願っております。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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