うつで通院中。人が信じられず相談できない

つらい気持ちを打ち明けられる人がいない状況なのですね。家族や主治医にもなかなか相談できないとのことで、１人で悩み、苦しい気持ちを抱えているのではないかと胸が痛みました。信じていた人に裏切られたという経験も、人を信じられなくなってしまった一因となっているのかもしれませんね。少しずつでも前に進んでいくためにはどうすればよいか、今後あなたにできることや、気持ちのもち方について、一緒に考えたいと思います。

文面から、自分の悩みを誰かに感じとり、理解してもらいたい、というあなたの思いが伝わってきました。言い替えるとこれは、悩みを真剣に聞いたり、受け止めたりしてくれる人がいれば、気持ちが楽になるということですよね。こうした思いをまずは主治医に伝えてはいかがでしょうか？　あなたのように家族や友人が聞いてくれることがむずかしい場合、今一度主治医への相談の仕方を考えてみましょう。

現状、主治医はただ、話を適当に聞いて処方せんを出すだけという状態なのですね。あなたとしては、もっと親身になって話を聞いてほしい気持ちがあると思いますが、その思いを主治医に伝えたことはあるでしょうか？　もしまだであれば、身近に相談できる人がいないこと、悩みをしっかりと聞いてもらいたいということを、ぜひ伝えてみてください。そのうえで、限られた診察時間の中で何ができるかについて、主治医と一緒に考えていけるとよいと思います。

ただ、医師の診察は時間が短いのが一般的で、月１回では伝えきれないかもしれません。そのような場合、カウンセリングを受けることを検討してみてはどうでしょう？　カウンセリングでは、通常は数十分から１時間程度の時間のなかで、カウンセラーに話を聞いてもらいながら気持ちや状況を整理したり、自分でできる対処法などについて検討したりします。料金は機関によって異なり、頻度や回数についてはカウンセラーと話し合って決めます。

もし受けたいという気持ちがあれば、カウンセリングがあなたの今の状態に適しているかどうか、まずは主治医の判断を仰いでください。通院中の医療機関でカウンセリングが受けられる場合がありますし、そこで受けられなくてもカウンセリング機関を教えてもらえるかもしれません。

新しく友人をつくることは少しハードルが高いようであれば、すでに知り合っている人と世間話など軽い会話をしてみるだけでもよいのではないでしょうか？　いろいろな人と話をする機会を増やしていくなかで、仲良くなれそうな人とめぐり会うこともあると思います。

また、悩みなどを打ち明けられなくても、一緒に時間を過ごすだけで、楽しく前向きな気持ちになれるかもしれません。まずは、そう思える人を大切にされるとよいと思います。そして主治医、カウンセラー、友人などと話せるとき以外は自分と向き合い、今できることを少しずつでもやってみる時間にするのも１つですね。

あなたが１日でも早く回復し、いきいきと毎日を過ごせることを願っています。