仲間はずれがトラウマでひきこもり気味
入学してすぐ、友だちに仲間はずれにされたことがトラウマになって、人と仲よくすることが怖くなり、どうしても距離をつくってしまいます。休みの日も家にひきこもってしまい、1人になると寂しくて、押しつぶされそうですが、また仲間はずれにされるかもしれないと思うと怖くて、積極的になれません。どうしたらよいかわからないし、相談できる人もいないのですが、どうしたらあと一歩、踏み出せるでしょうか?
女性/~10代
2022/01/28
過去の嫌な経験が原因で、友だちとの関係に不安や怖さを感じているのですね。それでも本心では、あと一歩を踏み出したい、という前向きな気持ちがあることが伝わってきました。どうすればよいか、一緒に考えたいと思います。
仲間はずれにされたという表現から、何人かのグループで仲よくしていた状況が目に浮かびました。とくに学生時代などは、仲のよいグループをつくり、行動をともにすることはよくありますよね。集団でいると、安心感が生まれたり、いろいろな人の考え方を知ることができたり、といったメリットがあります。しかし一方では、常に一緒でないと不安になる、気の合わない人がいてストレスになる、などのデメリットもあると思います。
人によっては、グループ行動が苦手で、本当に気の合う人と1対1でつき合う方が向いている、という場合もあるでしょう。もし、あなたが「仲間はずれにされるのでは」という不安を強く感じるのであれば、まずは1対1の人間関係を築くところから始めてみてはいかがでしょうか?
例えば、同じ趣味を持っているなど共通点がある人や、授業などで会う機会が多い人、1人でいることが多い人には、話しかけやすいかもしれませんね。まずは、自分と気の合いそうな人と、勇気を出して話をしてみませんか? そういった積み重ねのなかで、仲よくつき合っていける人とめぐり会うこともあると思います。
また、人と距離をつくるというのは、必ずしも悪いことではありません。人とつき合うときには、ほどよい距離感を保つことも大切です。また、1人でいるときも、自分の時間を楽しむことができると、寂しさが少し軽減されるかもしれませんし、1人でもできる趣味などを、友だちとの会話の話題につなげられるかもしれません。
このように、友だちと仲よく交流する時間と、1人の時間をバランスよくもてるとよいのではないでしょうか? そしてもし現在、通っている学校では仲のよい友だちがなかなかできなくても、中学や高校のときの友だちと継続的に会ったり、アルバイト先や習いごとなどほかの場所で友だちをつくったりするのも、1つだと思います。
本当に気の合う人の場合、無理に距離を縮めようとしなくても、自然と仲よくなっているということが多いですよね。あまり意識しすぎずに自然体でいる方が、自分に合う人と親しくなれるということも、あると思います。
うまくいかないときもあるかもしれませんが、人間関係で一度も失敗をしたことがない人は、いないのではないでしょうか? うまくいかなくても自分を責めすぎず、その経験を次に活かしていけるとよいですね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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