Question

年々気力が落ち物覚えも悪化…適応障害?

若い頃は負けずぎらいで、曲がったことがきらいな性格でした。しかし、年々やる気がなくなり、負けずぎらいはそのままですが、何でも面倒くさく思うようになり、物覚えも悪くなりました。2年前に適応障害になり、改善したと思いますが、その素因はまだ残っているのかが不安です。

女性/50代

2022/01/28

Answer

負けずぎらいで、曲がったことがきらいな性格は以前から変わらないのですね。ただ、年々やる気がなくなり、面倒くさいと思うことが増え、物覚えも悪くなってしまったとのこと。2年前に適応障害を経験され、その影響がまだあるのかと不安に感じておられると伺いました。


物覚えが以前よりも悪くなったり、物ごとへ向かうやる気が起きづらくなったり、面倒くさいと感じたりすることは、年を重ねての自然な変化である可能性も考えられます。物忘れは年齢とともに増えるものですし、若くエネルギーがあり余っていた時期よりもいろいろなことをおっくうに感じたり、いざやろうとしてもなかなか腰が上がらなかったりということは、誰しも経験することでしょう。


適応障害と診断された当時は、大変つらい想いをなさったことと思います。そこから環境も変わり、調子もよくなったとのことで、それはとても喜ばしいことですね。つらい経験をしたことで、ストレスとなることから距離をとったり、ストレスを抱え込まないようにするなど、自身を守るための工夫ができるようになったことをよい変化と捉える見方もありますが、いかがでしょうか? また、現在思い当たるストレスはございますか? もし思い当たるものがあり、それが改善できそうであれば、さらに工夫をしたり、人の助けを借りたりすることによって、対応していくことから始めてくださいね。


現在はやる気のなさや面倒くささ、物覚えの悪さによって、日常生活に支障が出ている状態でしょうか? ふだんの生活や仕事にも支障が出てしまうほどであったり、お書きいただいた以外にも心身の不調を感じていたりする状況であれば、ぜひもう一度主治医の先生に相談されることをおすすめします。適応障害と関係があるかどうかについても、経過をご存知の先生から見て気付くところがあるかもしれません。今後、少しでもストレスの少ない毎日を過ごせるようお祈りしています。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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