Question

夫の物忘れがひどく、行動もおかしい

47歳のだんなのことで相談です。最近、おかしな言動が目立ちます。自分が数分前に言ったことや私の話を忘れ、1日何をしていたのかも忘れるほどです。冷蔵庫にお菓子、歯みがき粉、たばこなどを入れるため、不審に思って聞いても、自分は入れていないと言う始末。ここ何年か発達障害らしい行動もあり、イライラすることも多くなりました。知人や親戚に相談しても、気にしすぎだと話を流され、困っています。発達障害? それとも認知症やアルツハイマー症なのか…。今後どう対応したらよいかわかりません。仕事はまじめに行っています。

女性/40代

2022/01/28

Answer

47歳のご主人の物忘れが多く、心配なさっているのですね。話した内容だけでなく、冷蔵庫には通常入れないものを無意識に入れていたり、自分がしていたことも思い出せなかったりすることもあるとのこと。最近とくにひどくなっているようですから、さぞご心配なことと思います。仕事にはまじめに行っていらっしゃるし、周囲の方々に相談したところ、気にしすぎだと言われたのですね。しかし、このままでよいのかと、大変お悩みのことでしょう。


書いていただいた「発達障害らしい行動」については、詳細がわからないため、何とも言えませんが、ここ何年か急に気になることが増えたということでしたら、ストレスや過労による影響も考えられます。強いストレスなどの影響から集中力が落ち、理解力や記憶力も落ちることで、忘れっぽくなることがあります。また、ストレスからうつ状態となり、うつ状態の症状として物忘れがひどくなることもあります。何かきっかけとなるようなストレスや環境の変化、困っている問題などに思い当たることはありますでしょうか? もし思い当たるストレスなどがあるようでしたら、それを解決したり、軽減したりする手助けをするのも1つの方法です。睡眠や食事をきちんととり、規則正しい生活リズムを維持することもとても重要ですから、気をつけてあげてくださいね。


またその一方で、物忘れの原因が、加齢、あるいは認知症やアルツハイマー型認知症からきているかもしれないという疑いも捨てきれません。物忘れやうっかりした行動自体は加齢とともに多くなりますから、40代でも十分に起きうることです。一般的に、加齢による物忘れと病的な物忘れの違いは、その記憶や体験自体を忘れてしまうかどうかだといわれています。例えば、今朝何を食べたかを思い出せないことは、ちょっとした物忘れとしてよくあることですが、朝食を食べたこと自体を忘れてしまうとなると、病的な物忘れを疑ったほうがよい、ということです。


そのほかの原因としては、脳梗塞による物忘れの進行などが考えられますが、こちらはMRIなどの検査を受ければすぐにわかることでしょう。これまで挙げてきたように、物忘れにはいろいろなタイプがあり、その鑑別は非常にむずかしいものです。最近では「物忘れ外来」といった専門外来も増えており、さまざまな観点から専門医が診断を行いますので、一度ご相談してみてはいかがでしょうか? ご主人と受診するのが望ましいですが、ご主人が行きたがらない場合などは、家族がまず相談することも可能です。1人で悩みを抱えずに、専門家と一緒に対応を考えていきましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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