母に不満を抱き数十年ひきこもりを続ける兄

同居の兄が数十年ひきこもりでニートです。今朝、常々兄が不満を抱いている母を相手に暴れました。父にも不満と怒りがありましたが、亡くなっています。兄は十年ほど前、親に大事なものを勝手に捨てられたと思っていて、自分は正しいと信じ、何かを改める気はまったくないようです。母はこの期に及んで、保健師などに相談することは嫌なようです。どうしたら平和に暮らせるでしょうか? 昔のことは母がずいぶん謝ったのですが、兄は聞く耳を持たず、ふだんから何も話しませんし、家族と顔を合わせようともしません。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
同居しているお兄様のことで、悩んでいらっしゃるのですね。数十年間、今の状況が続いているとのことですので、根が深い問題があるように感じられます。家族としては、心配や不安も大きいことと、お気持ちお察しします。
お母様のように、家族が外部に相談することを拒んでいる場合、実際にはなかなか介入するのがむずかしいという側面があります。しかし、弟であるご相談者も同居しているのであれば、あなたが一度、専門家に相談してみるという方法もあるかと思います。
長期間に渡ってひきこもりであることや、ときとして暴れるという状況から、お兄様は精神的に不安定になっている可能性も考えられます。相談先としましては、精神科、心療内科などの医療機関、あるいは、市役所や保健センターにいる保健師などが挙げられます。お兄様の現状や、お母様が相談を嫌がっていることなどを具体的に伝え、今後何ができるかを一緒に考えていけるとよいと思います。
ひきこもりの問題は、それぞれの方に複雑な背景や原因があり、これが正解という対応方法があるわけではありません。だからこそ、家族だけで問題を抱えずに、複数の専門家とともに本人にとって一番よい方法を探していくことが大切だと思います。お兄様の場合、現在の年齢に至るまで問題をそのままにしてしまったお母様も、今後考え方を変えていく必要があるように思われます。高齢と思われるお母様が今まで、お兄様の生活を支えてこられたと推測しますが、それができなくなったときにどうするのかなど、今まで避けてきた問題と向き合う必要があるのではないでしょうか?
お母様の考えを変えるのは簡単ではないかもしれませんが、外部のサポート機関とつながるためには、説得を続ける根気強さも必要になります。あきらめずにお母様と話し合い、専門家と相談できる機会をもてるよう、働きかけてみてはいかがでしょうか?
お兄様の状況が少しずつでも改善され、家族が笑顔で過ごせる時間が増えますよう、お祈りしています。


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