義父母の嫌味、手伝わない夫…生活がつらい

ぜんそく発作に苦しんでいるなかで、結婚してから８年間のさまざまなことが思い出され、気持ちの面でもつらくなっているのですね。義理の両親から言われたことにも、きっと１人で耐え、受け流してきたのではないかと想像しています。理不尽な思いや苦しみも抱えながらの日々だったのでしょう。つらい期間を本当によくがんばってきましたね。決してわがままなどではないと思います。どうかご自身を責めず、むしろいたわってくださいね。

今は考えすぎて夜もうまく眠れず、そのためによりぜんそく発作がひどく出てしまい、つらさが増している状態なのでしょうか？　体調が悪く、また睡眠がきちんととれていない状況では、人はマイナス思考に傾いたり、考え方や捉え方の視野が狭くなったりすることが多いといわれています。また、自分１人で考えていると、つい考えが堂々めぐりになり、ネガティブな方向にいきがちです。体調不良で会社を休んでいる今はよりふだんのように考えられず、悪循環になっている部分もあるかもしれません。

この悪循環を断つには、まず体調を整えることが大切です。ぜんそくについては、すでに病院にかかっていると思いますので、主治医の先生とよくご相談ください。もしまだであればすぐに受診し、しっかりと治療を受けてくださいね。そのときに、気持ちが不安定になっていることや涙が出てしまうことについて、合わせて相談するのも１つです。さらに、専門的サポートが必要でしたら、心療内科やメンタルクリニックでご相談されるとよいでしょう。

また、つらい気持ちになる原因に思い当たることがあり、それが改善できそうであれば、改善に向けてさらに工夫していくのもよいでしょう。今回は積年の思いがあなたを苦しめたようですが、今現在の関係はそれほど問題がなさそうですね。それも、あなたのこれまでのがんばりがあってこそのことだと思います。

これから工夫できるとしたら、だんな様との関係やコミュニケーションについてでしょうか。自分だけががまんするのではなく、自分も相手も大事にするような考え方や伝え方を「アサーション」といいます。「私」を主語にして、相手を傷つけない言葉で気持ちを伝えたり、気持ちを伝えたうえで細かく具体的に依頼をしたりします。

例えば、何か手伝ってほしい家事がある場合、「今日は体調が悪いから、△時までに〇をやってもらえると、とても助かるのだけどどう？」というふうに伝えてみましょう。手伝ってもらいやすい伝え方の工夫をして、少しでも協力してもらえるようになるとよいですね。まずは体調を整えてから、無理のない範囲で実践してください。一日でも早く回復されますよう願っています。