悲しいことが重なり毎日つらくてたまらない

父の介護、母の死、幼稚園児の息子に友だちができないなど、悲しいことがありすぎて毎日がつらくてたまりません。この先、年齢を重ねていくのがこわいです。生きていても何も楽しくないのです。どうしたら、毎日楽しく明るく過ごせるのか、方法があれば教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
まだ30代という年齢でお母様を亡くされたうえに、お父様の介護の問題も抱えているのですね。さらに、子育て世代でお子さんの心配も同時に抱えなければならない状況では、悲しみが癒える間もなく、さぞかしおつらいことと思います。本当にここまでよくがんばってこられましたね。これからを少しでも明るく過ごすために、少し現状を整理して考えてみたいと思います。
人は数々の悲しみや心配を抱え心身に疲労が蓄積されると、心のエネルギーがなくなり、喜びや楽しさを感じられず、未来に希望を見出せなくなることがあります。この先、年齢を重ねていくのがこわい、と考えてしまうのもそのためかもしれません。ただ、悲しみや不安、今抱えている心配ごとはときの流れとともに刻々と変化します。永遠につづくものではありません。
お母様を亡くされ、あなたの心は大きなダメージを受けたことでしょう。悲しみを癒すことは簡単ではないと思いますが、日々の暮らしを積み重ねるなかで経過する時間は、悲しみや苦しさを少しずつ癒してくれるものと信じます。
一方、ご家族の介護は、なかなか先の見通しがつかないものです。介護に限らず、まじめで責任感の強い方ほど、手を抜くことや人に頼むことができないようです。こういうときこそ、利用できる社会資源を上手に使ったり、家族で役割を分担するなどして、がんばりすぎないことも必要です。
また、幼稚園で息子さんにお友だちができないということも心配されているようですね。文面からは、お子さんの状況がどの程度深刻なのかはわかりませんが、まずはご主人、幼稚園の先生に心配な点を伝えてみることをおすすめします。
別の人であれば、違った視点からお子さんを捉えているかもしれません。お子さんへの対応についてアドバイスをもらえるかもしれませんし、相談者自身が安心できる面もあるでしょう。お子さんも、これからさまざまな経験や学びを通じて、たくましく成長される可能性を秘めています。お子さんの成長を温かく見守っていけるとよいですね。
大事なことは、つらい気持ちや今後の不安を1人で抱え込まないことです。しばらくはご主人や、もしいらっしゃればご兄弟、心を許せる友人などにつらい気持ちを話し、共有してもらいましょう。
現在のつらい状況を改善し、明るく過ごすための第一歩は、何よりもまず自分を労り、心身にエネルギーを蓄えることかと思われます。そのためには、質のよい睡眠をとり、からだを休めることが必要です。ふだんの生活ではちゃんと休むことができていますか?
それでもなお、毎日が楽しくなく、家事ができないなど日常生活に支障が出るような状態が2週間以上つづくようなら、心療内科等を受診して医療の助けを借りることが必要かもしれません。受診のタイミングも頭の片隅に留め置いていただければと思います。


みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。