片づけができない
私は俗に言う「片づけられない症候群」です。家のなかはひどい状態で、「片づけなくては…」と思ってもできないのです。ネットで検索するとほかにも当てはまる内容があります。親、兄弟からは、だらしがないだけと言われます。
女性/30代
2022/01/28
もともと片づける能力が非常に低く、努力をしてもできないという人は、「片付けられない症候群」のように表現されることがありますね。もちろん、実際にその様な人もいると思いますが、なかには片づける能力はあるけれども、何らかの要因によってそれを発揮できていない人もいます。
例えば、ストレスや疲労がたまって気力が低下していたり、生育環境のなかで片づけ方を学ぶことができないなどの場合です。ご家族が言う様に、少しおおざっぱである、乱雑さが気にならないなどの性格傾向がある人も当てはまるでしょう。
まず、自分がどのようなタイプなのかを知ることが、改善のための第一歩につながる様に思います。ご自身のこれまでをふり返り、なぜ片づけられないのか、今一度考えてみてはいかがでしょうか。もし、さまざまな努力を重ねても片づけができず、そのほかの日常生活や仕事、人間関係などにも支障が出ているような場合は、医師やカウンセラーなどの専門家と一緒に、対応を考えていくという方法もあります。
一方、部屋をきれいに保ちたいというだけであれば、専門の業者などを利用して、定期的に掃除をしてもらうのも1つの選択肢でしょう。最近では、状況に応じて家事代行を頼む人も少なくないので、どうしても自分でできないときには、プロにお願いするという考え方もあります。ただし、その場合は費用もかかるため、できれば自分で片づけられる様になりたいものですよね。能力的な問題が大きい場合は専門家に相談し、一緒に考えることをおすすめしますが、少しでもご自身で取り組んでいけそうならば、片づけ方を見直してみてはいかがでしょう。
一般に片づけられない人は物を捨てられない傾向にあることが多く、部屋のなかが物であふれ、より片づけにくくなってしまうことがあります。逆に言うと、物自体が少なければ多少散らかっていても、そこまでひどい状態にはなりにくいでしょう。まずは、物を減らすことから取り組んでみるのも1つの方法です。
例えば、2年間使っていないものは思い切って捨てるなどのルールを決めるのもよいですね。どうしても捨てられないときは、いったん段ボールなどに入れて部屋の外に出してみましょう。その後の生活でなくても困らないことがわかれば、捨てる勇気も湧いてくるかもしれません。
物を減らすことができたら、その状態を保てるように、それぞれの物の数を決めておくことをおすすめします。例えば服を1着買ったら1着処分するという様に、数を一定に保つようにすると、今以上に物が増えるのを防ぐことができます。持ち物が減るというだけで、日々の片づけは楽になりますので、試してみてはいかがでしょうか。
長年培った生活スタイルを一朝一夕に変えることはむずかしいですが、できそうなところから少しずつ取り組んでみてくださいね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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