人に触られると頭が真っ白になり動けない

子どもの頃から人に触られたりするたびに、緊張してしまい、動けなくなることがあり困っています。親しい友だちの場合でも、たまにそうなります。人の多い場所にいくのも苦手です。
大人になってからは少しはマシになったと思うのですが、急に手をつかまれたりと、予想できないことをされると、頭が真っ白になり、どうしていいかわからなくなります。このままでは いけないと思うのですが、どうしたらいいのでしょうか? 教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
おそらく世の中の多くの人は、何かしら苦手なことがあると思います。人前で話すのが苦手、高いところが苦手……など、誰でも1つくらいは、不安や緊張を感じる状況があるのではないでしょうか。あなたの場合、それが人に触られることなのでしょう。
こういった問題を考えるとき、その苦手なことによって、どのくらい日常生活や体調に影響が出ているか、というのが大きなポイントとなると思います。別の言い方をすると、支障の程度が軽い場合には、無理に問題の克服を目指すよりは、うまく付き合っていくという方向性も考えられます。
では、あなたの場合はどうか、一緒に考えてみましょう。
まず、人に触られる頻度はどのくらいあるでしょうか。一般的に子どもの頃は、からだを触れ合うことが多いのですが、大人になるとその頻度はぐっと低くなります。とくに女性では、異性はもちろんのこと、親しい同性の友だちどうしであっても、気軽にからだに触れることは少なくなる傾向があります。もちろん人によっては、初対面でも気安く触る方もいますが、割合としては少ないでしょう。また、文面にあったように、急に手をつかむというような行為は誰でも驚きますので、緊急時など必要に迫られたとき以外は、ほとんどないように思います。
そう考えると、おそらくあなたの場合も、頻度はそう多くはないのではないでしょうか。ただ、稀にではあっても、そのときの衝撃が大きいと、気になってしまいますよね。そのようなときの対処法としては、大きく分けて2つの方向性があると思います。
1つ目は、苦手な場面と遭遇する頻度を減らす方法です。からだに触るという行為は、親しい間柄の方が起こりやすいので、あなたの場合も、触ってくる相手の多くはプライベートの友だちではないでしょうか。友だちであれば、からだを触られるのが苦手であることを正直に伝えてはいかがでしょう。苦手を克服することにはなりませんが、頻度が減ることで、不安感は和らぐと思います。
もう1つは、カウンセリングなどを利用して、問題と向き合い、苦手なことの克服を目指すという方法です。その過程で苦痛が生じることもありますが、根本的な解決につながる可能性もあります。
どちらの方法にもメリット、デメリットがありますので、体調や生活への支障の程度に合わせて、対処法を検討することをおすすめします。ただ、身体的な接触が多い仕事に就いていたり、恋人や配偶者などから触られたときも、不安や緊張を伴ったりする場合には、専門家とともに考えていく方がよいでしょう。
今一度ご自身の生活をふり返り、どういった方法がよいかを検討してみて下さいね。


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