Question

半年に一度ストレスが限界を超えてしまう

社会人になってからはけ口がなく、ストレスをため込み、半年に一度ほど限界を超えて大泣きしたり、部屋を荒らしたりして発散しています。20代になってからは、手の震えがひんぱんにあり、目立つようになりました。どうして手が震えるのでしょうか? 病院に行った方がいいのでしょうか? また、この場合どの科に行くのがよいですか?

女性/20代

2022/01/28

Answer

ストレスのはけ口がなく、溜め込んでしまいがちなのですね。日頃溜め込んでいる分が半年に一度ほどの頻度で限界を超え、大泣きしたり部屋を荒らしたりしてしまうとのこと。それも1つの発散方法かもしれませんが、きっとご自身がお辛いことと思います。また、手の震えが起きるようになってしまい、そのことについてもお困りとうかがいました。


手の震えについては、さまざまな身体の病気の症状として現れることがあります。一方で、こころとからだは繋がっていますので、不安や緊張、ストレスなどの影響から、精神面の症状の1つとして、手の震えが起こることもあります。手の震えのみが症状である場合には、まず神経内科などで検査を受け、身体的な病気の可能性を除外した上で、精神面のご相談をしていただくことが多いですが、今回のように明らかに自覚しているストレスがある場合は、先に心療内科やメンタルクリニックでご相談されてもよいと思います。その上で、検査の必要性があれば、主治医の先生からご紹介していただくとよいでしょう。


ストレスの原因については、何かお心当たりはございますか。お仕事の量や内容、勤務時間や人間関係など、原因となっていることにお心当たりがあれば、我慢し続けず、改善や工夫の方法を考えていくことも大切です。お一人では変えることがむずかしいことも多いと思いますから、ぜひ上司や先輩、同僚といった信頼できる方に相談し、ご一緒に改善に取り組んでいかれてくださいね。


一方で、どうしても変えられない状況については、ご自身の気持ちの持ち方や捉え方を工夫したり、上手く発散していくことが重要になります。ストレスを溜めこんでいるのは社会人になってからとのことで、気分転換やリフレッシュする時間、ご友人などと会って元気をもらう機会も学生の頃のように取れなくなり、発散されない分が溜まっていってしまっているのではと思います。ほんの隙間の時間だけでも、心地よいと感じられる過ごし方をして少しでもほっとなさってくださいね。辛いお気持ちを、ご自分ひとりで抱え込まずに人に話すことは、心の健康を保つ上で効果的です。ご家族やご友人などに、少しでも感じ取っていただいてくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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