Question

エネルギー摂取量の目標値がない理由

厚生労働省「日本人の食事摂取基準」で、2015年版以降エネルギー摂取量の目標値がなくなったと聞きました。どういうことですか。

男性/40代

2022/01/28

Answer

エネルギーや栄養素の摂取目標値は、厚生労働省が「日本人の食事摂取基準」で示しています。

 これまで、エネルギーについては、男女・年齢・活動度によって1日の適切な摂取量(カロリー)が示されていました。しかし、2015年4月に改訂された「日本人の食事摂取基準」(2015年版)から、適切な体格を保つ指標として、エネルギー量(カロリー)は表さずに、体重の変化やBMIを用いることになりました。


 その理由は、エネルギーの必要量は個人差が大きいこと、また、エネルギーの摂取量は正確に測定できないことがあげられます。


 また、エネルギーの摂取量を把握するには、摂取した食品の種類と量を正確に記録することが必要ですが、実際は難しいため、計測した値そのものが不正確になりやすいのです。

 このため、「目標は○○カロリー」といった表現ではなく、体重の変化とBMIを用いて、摂取量と消費量の収支で判断することになりました。


 具体的には、数日、数か月といった短期的なエネルギー収支は体重の変化で見ます。

 エネルギーの摂取量と消費量が等しいとき、体重は変化せず、体格が保たれます。しかし、体重が変わらなければよいわけではなく、長期的な指標ではBMIを用いて判断します。

 健康のために目標としたいBMIは、男女ともに次のとおりです(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」)。

 ・18~49歳はBMI18.5~24.9

 ・50~64歳はBMI 20.0~24.9

 ・65~74歳はBMI21.5~24.9

 ・75歳以上はBMI 21.5~24.9

 BMIがこの範囲以上(肥満)で減量が必要な人が、毎日300kcalのおやつを食べているとしたら、それをやめることで確実に体重が減ります。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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