Question

食品に含まれるアルミニウムは問題ない?

ホットケーキミックスなどにアルミニウムが含まれていると聞きました。子どもが食べても大丈夫ですか。

女性/40代

2022/01/28

Answer

アルミニウムを大量にとり続けると、腎臓や握力に障害が起こることが動物実験で確認されています。また、アルツハイマー病との関係が指摘されることもあります。ただ、現在は明確な科学的根拠はないとされています。

世界保健機関(WHO)などによる専門家会議は、アルミニウムを一生とり続けても、健康に影響がない許容量を体重1kgあたり2mgとしています。体重50 kgの人の場合は、1日約14 mgです。


厚生労働省が平成23年から24年に行った、年齢層ごとのアルミニウム摂取量を推計する調査では、平均摂取量はすべての年齢層で許容量を下回っていました。ただ、1歳から6歳の子どもに関しては、20人に1人が、国際的な許容量を超えて摂取している可能性があることがわかりました。


これは、この年代の子どもが、菓子類や菓子パンなどの穀類加工品から、アルミニウムを摂取する割合が多いためと考えられています。アルミニウムは生鮮食品にも含まれますが、菓子類や菓子パンには、硫酸アルミニウムカリウムや硫酸アルミニウムアンモニウムなどを含む食品添加物が膨脹剤として使用されています。そのため、菓子類や菓子パンなどをたくさん食べると、アルミニウムの摂取量が増加しやすくなります。

アルミニウムを含む膨張剤は、市販のホットケーキミックスや一部の菓子パン、焼き菓子、ドーナツなどに使われているベーキングパウダーに含まれています。


厚生労働省では、アルミニウムを含む食品添加物についての使用基準を決める動きがあり、関係業界においても低減化に向けた取り組みが行われています。ただ、現段階では使用基準は定められていません。


子どものアルミニウム過剰摂取が心配であれば、アルミニウムを含む膨張剤を使用した菓子パンやホットケーキミックスなどを食べる回数を減らすことをお勧めします。なお、最近、アルミニウムを含んでいないベーキングパウダーを使った製品が市販されています。購入時に、確認するとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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