健康づくりのための運動の適切な強さは
健康維持のため運動をしようと思います。運動の強さはどれくらいが適切ですか。
女性/60代
2022/01/28
健康づくりのために行う運動は、血圧などの急激な変化を招かず、ケガや事故などの危険性が低い内容であることが大切です。
運動の強さを測定するものとしては、運動をしたときに感じる「きつさ」を指標にする方法(自覚的運動強度:ボルグ指数)が有用とされています。肥満や高血圧、糖尿病など、生活習慣病のリスクがある人は、「きつい」と感じる運動は避け、「ややきつい」「楽である」と感じる程度の運動が適切です。
「きつさ」は、脈拍数で測定することもできますので、下の年代別の脈拍数を参考にしてください。
脈拍は、利き手の人差し指、中指、薬指の3本で、反対の手首の内側にある動脈(親指側の拍動が触れるところ)を10秒間測り、その値を6倍して1分間あたりの脈拍数とします。
●運動強度の「きつさ」~脈拍数による目安(拍/分)
・「楽である」
20歳代(135)、30歳代(135)、40歳代(130)、50歳代(125)、60歳代(120)
・「ややきつい」
20歳代(150)、30歳代(145)、40歳代(140)、50歳代(135)、60歳代(125)
・「きつい~かなりきつい」
20歳代(170)、30歳代(165)、40歳代(150)、50歳代(145)、60歳代(135)
なお、治療中の病気や心臓の異常、足や腰に痛みなどがある場合は、運動のメリットよりリスクが大きくなる恐れがあります。始める前に、必ず医師に相談しましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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