オリーブオイルは健康によい？

オリーブオイルは、動脈硬化の予防効果が期待されるオレイン酸を約80％と多く含むことから、健康によいというイメージがあるようです。しかし、動脈硬化の予防効果が明らかになっているのは、飽和脂肪酸や炭水化物の多い食事と比較した場合といわれています。LDLコレステロールを減らすともいわれていますが、その作用はごく弱いことがわかっています。

ほかの植物油や牛脂、ラードなどにもオレイン酸は50％程度含まれ、オリーブオイルだけに含まれているわけではありません。

また、エネルギー量では、サラダ油とオリーブオイルは、どちらも100g当たり921kcalです。

おいしく食事をとるためには、オリーブオイル以外の油のほうが合っているメニューもあることでしょうから、それぞれ上手に利用されることをお勧めします。

ただし、どの油もとりすぎは肥満の原因になるので、適量を心がけることが大切です。