妊娠前後に葉酸をとるべき理由

女性/30代
2022/01/28

妊娠時に葉酸をたくさんとったほうがよいと言われます。なぜですか。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

おなかの赤ちゃんは、受胎後28日ごろに神経管という組織ができてきます。この形成に異常が起こると、神経管閉鎖障害(無脳症、二分脊椎、髄膜瘤など)を生じることがあります。


妊娠の前後に葉酸をとることで、神経管閉鎖障害が起こるリスクを減らせることが明らかになっています。このため、受胎前後の妊娠1カ月以上前から妊娠3カ月まで、十分な葉酸をとることが望まれるのです。


食事で摂取する葉酸に加えて、サプリンメントや強化された食品で1日400μg(0.4mg)のプテロイルモノグルタミン酸(葉酸)をとることが望ましいとされています。また、多量にとればよいということではなく、30~49歳は1,000μg(その他の年齢区分では900μg)を超えないようにとされています。なお、食事で摂取する葉酸については、上限値はありません。

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