Question

溶連菌感染の出席停止期間

溶連菌に感染した時の出席停止期間はいつまでなのでしょうか。

女性/40代

2022/01/28

Answer

一般的に溶連菌感染症は、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎のことを指す場合が多いようです。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の出席停止期間は、学校保健法において明確には定められてはいません。病状によって、感染のおそれがないと認めるまでの期間の出席停止が必要と考えられています。

ちなみに、厚生労働省の「保健所における感染症対策ガイドライン(2018年)」では、登園の基準を『抗菌薬内服後24~48時間経過していること』と記載しており、文部科学省の「学校感染症と出席停止の基準」では、『適正な抗菌剤治療開始後 24 時間を経て全身状態が良ければ登校可能』と定めています。

急性の症状があらわれているときにもっとも感染力が強く、回復するにしたがい徐々に感染力も低下します。診断がついてきちんと抗菌薬治療が行われれば、ほとんどの場合24時間以内に感染力がなくなるとされています。

なお、学校における健康保菌者の割合は15~30%程度あるという報告がありますが、健康保菌者からの感染はまれです。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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