赤ちゃんの呼吸数

通常、赤ちゃんの呼吸数は大人より多く、1分間に35～50回ほどです。また、1日中同じ早さや深さではなく、いろいろ変化します。たとえば、泣いた直後や授乳後は呼吸数が増えますし、ぐっすり眠っているときは減ります。

ただし、睡眠中も呼吸数が多くなる場合があります。赤ちゃんの睡眠には、静かに寝ている「静睡眠」と大人のレム睡眠に相当する「動睡眠」があります。静睡眠時は、呼吸、脈拍数ともに安定していますが、動睡眠時の呼吸は不規則で、速かったり、ゆっくりだったりします。この場合は心配いりません。

もし、赤ちゃんの1分間の呼吸数が60回を超えたら、何か異常があると判断して、素早く対応しなければなりません。

眠っている赤ちゃんの呼吸が速い場合、それが動睡眠時の呼吸によるものなのか、別の理由かはわかりにくいものです。呼吸以外の様子や状況にも注意してください。

苦しそうだったり、機嫌が悪かったり、異常な様子（顔色が青ざめている、発熱や嘔吐、極端なミルク量の低下など）があったりしたら、病気の可能性がありますので、すぐに小児科医師の診察を受けましょう。