側彎症(そくわんしょう)の治療について

女性/40代
2021/12/21

13歳の娘が学校の健診で側弯症ではないかと言われました。整形外科に受診するようにすすめられましたが、治療をする場合、どのような方法がありますか。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

側弯症は脊柱が側方へ曲がり、ねじれも加わる病気です。成長期の子どもが、学校健診で側弯症ではないかと言われることは珍しくありません。この病気の80~90%は原因が不明で特発性側弯症と呼ばれますが、中でも多いのは小学校高学年から中学校時代に発症する思春期側弯症です。


学校健診で指摘されても、姿勢が悪いだけで、背骨はほとんど曲がっておらず、実際には病気ではないこともよくあります。家庭で背骨の歪みを見つけることもできますので、入浴時などに後ろから背骨の歪みを見てみるとよいでしょう。子どもにおじぎをさせてみると、左右の背中の高さに違いが出るので、よくわかります。


整形外科では、エックス線写真を撮って側弯の角度を測りますが、その角度によって治療方法が異なります。装具療法や手術療法が行われる場合もまれにありますが、側弯症のすべてが高度の変形に進行するわけではありません。むしろ、多くは軽度のままで成長していきますので、経過観察を行うだけのことも少なくないようです。できれば、脊柱側弯症の専門医に相談することをおすすめします。

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