Question
症状に合った胃腸薬の使い方
市販の胃腸薬にはいろいろな種類がありますが、症状に合った使い方を教えてください。
男性/40代
2022/01/28
Answer
市販の胃腸薬には「総合胃腸薬」「酸薬」「胃酸分泌抑制薬」「胃粘膜保護薬」「健胃薬」「消化酵素薬」「鎮痛鎮痙薬」など、さまざまな種類があります。
例えば、空腹時の胃痛や胸やけなどには、制酸薬や胃酸分泌抑制薬、胃粘膜保護薬などが使われます。H2ブロッカーのような胃酸分泌を抑制する成分や、炭酸水素ナトリウムなど胃酸を中和してくれる成分、スクラルファートや塩酸セトラキサートなどの胃粘膜保護成分が含まれている薬です。
食べすぎによる胃のもたれや消化不良には、健胃薬や消化酵素薬が向いています。ジアスターゼやリパーゼなどの消化酵素の成分や、消化器の働きをよくするゲンチアナやウイキョウなどの苦味や芳香を持つ成分が含まれています。キリキリするさしこみや胃痛には、鎮痛鎮痙薬が使われます。また「何となく胃が重い」など、個別の症状がない場合には総合胃腸薬が使われます。
市販の胃腸薬の使用にあたっては、薬局やドラッグストアで薬剤師や登録販売者に相談のうえ、添付文書をよく理解して服用されることをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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