Question
人工ペースメーカーについて
心臓に持病があり、以前から人工ペースメーカーの装着をすすめられています。手術や入院期間、術後のメンテナンスなどについて教えてください。
男性/50代
2021/12/21
Answer
心臓は、安静時に毎分約70回収縮・拡張の拍動を規則正しく繰り返しています。この拍動は、洞結節と呼ばれる部位から出される電気的刺激によって生み出されます。何らかの理由で、この拍動に障害が起きたとき使われる医療用電子機器が人工ペースメーカーです。
人工ペースメーカーは、バッテリー(電池)、電気刺激の放出器、心臓とペースメーカーをつなぐワイヤで構成されています。
●手術方法
人工ペースメーカーは、手術で体内に埋め込みます。局所麻酔を行い、小さな切開創を作り、人工ペースメーカーにつなぐワイヤを鎖骨近くの静脈内に挿入し、心臓まで到達させます。そして、コインほどの大きさの電気刺激の放出器を鎖骨付近の皮膚下に挿入、ワイヤと接続します。その後、切開創を縫合して手術は終了。手術時間は1~2時間程度です。
●入院期間
患者さんの状態により、術後すぐに帰宅できる場合もありますが、通常10日前後の入院が必要となります。
●交換時期
病状やペースメーカーの種類などよっても違いますが、5年から10年くらいです。交換時期については、担当医師が適切に判断してくれますので、人工ペースメーカーの定期検査を必ず受けてください。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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