息子がケンカをして学校に呼び出されたが…

小学校高学年くらいになると、悩みがあっても、なかなか話してくれなくなります。関わりづらさを感じることもありますが、自分で悩むことも自立へのステップの一つ。この場合、むやみに話を聞き出そうとすると、意固地になって話を聞けなくなることがあり、注意が必要です。

まず重要なのは、心配していることや、支えたいと思っている気持ちを伝えること。この気持ちが伝わっていると、後から打ち明けやすくなるでしょう。

なかなか言葉が出てこないときは待ってあげましょう。「どうして黙っているの？」と言いたくなる気持ちを抑えて辛抱強く待ちます。

また、ケンカ以外の話をしながら、相談のタイミングを考えていることもあるので、ほかの話にも耳を傾けてください。「受け皿」になることを伝えても相談してこなければ、「このままだとどうなると思う？」などと質問し、相談を促すことをおすすめします。お子さんが自ら行動しやすくなる関わり方を心がけてみてください。

※ケンカの背景には、いじめなど深刻な問題が潜んでいる可能性もあります。親の関わりだけでは難しい場合もありますので、教師やスクールカウンセラーなどとチームワークで関わることも重要です。