Question

古くからの友人たちとのつき合い方

学生時代の友人数名からランチや飲み会などに、今でも頻繁に誘われます。卒業して数年は参加していましたが、結婚してからは家庭や仕事で多忙になり、だんだんと会うことが億劫になりました。仲がよかっただけに、なかなか断ることができずに困っています。

女性/60代

2021/12/21

Answer

学生時代からのおつき合いが今でも継続していることは、あなたの財産であり喜ばしいことです。過去に楽しい思い出があればあるほど、お誘いを断ることは、友情を壊してしまうような気がして罪悪感を抱くこともあるかもしれません。人と交友することは、楽しさばかりでなく、わずらわしさも伴うものですね。


同じ学校へ通い、同じ体験を重ね、同じことで楽しみ、笑い合っていた友人たちとも、ある時点から進む道が分かれることになります。環境が変わることによって、それぞれが新しい経験を積み重ねていくと、これまでの共通経験の比重は減っていくものです。当然のことですが、それぞれの歩む方向や環境が違えば、価値観もまた異なっていきます。その結果、今までのような関係性ではなくなることのほうがむしろ自然だと思います。


現在のあなたには、大切な家庭や仕事があります。それ以外にも、対人関係はあらゆる場面で存在し交友の幅を広げてきたことによって、関係性はさらに複雑になります。様々な人間関係を通じて得られた体験は、あなたを成長させてくれるものです。一方で、年齢を重ねれば重ねるほど、使えるエネルギーや時間には限界が生じるという現実も避けられません。そんな状況のなかで、「会いたいとは思えない」「会っても楽しくない」と感じている友人のために、あなたの貴重な時間を割くのはもったいないことだと思いませんか。


「断捨離」という言葉は、一般的にはモノについて言われることですが、その考え方は人間関係においても「整理する」という意味で応用できると思います。モノがたくさんあると混乱してしまうように、誰かれ構わずつき合いを続けていては、喜びや楽しみも拡散してしまうのではないでしょうか。年齢を重ねていくとともに、これまでに作り上げてきた人間関係が徐々に整理されていけば、自然に切れていく縁もあるでしょう。「関係を切り捨てる」のではなく、「本当に必要な人」を求めていくプロセスは、将来のあなたにとって有効な営みになるはずです。人間関係というものも、量から質へと転換していく時期にきているのだと思います。


SNSの普及により、今の若い人たちは「いいね」やフォローの数が増えることで「友だち」が多くなったと錯覚し喜んでしまう傾向があるようです。しかし言うまでもなく、それは真の友人とは言えません。友人をたくさん作ることを競い合うより、たとえ一人でも「心から会いたい」と思える人がいることのほうが大切ではないでしょうか。


もし、あなたが「昔の友人は大事にするもの」「友情はずっと続くもの」という考えにとらわれていたとしたら、その固定観念から離れてみることをおすすめします。そして、「本当に大切な人は誰か」を見つめ直してみましょう。あなたらしい「人とのつき合い方」を見つけることで、充実した人生が送れますようにお祈りしています。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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