結婚した友人たちと会うのが苦痛

仲のよかった同級生や親友が次々に結婚、出産するようになりました。なるべく会うようにしてきましたが、独身の私とは話が合わず、正直苦痛になっています。今後もつき合っていくことを考えると、気が重くなります。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
学生時代をともに過ごし、共通の話題や価値観でつながっていた友人たちも、やがては就職、結婚、出産、介護など、生活環境が変化することで、生き方そのものに違いが生じます。ですから、自分とは異なる人生を歩んでいる友人たちに対して、戸惑いを感じるのは自然な感情だと思います。特に女性の場合、「結婚した友人」と「独身の自分」を比較して、落ち込むことが多いのかもしれません。それでも、つき合いを続けていこうと考えるのは、あなたが友人のことを大切に思っている証ではないでしょうか。
しかし、気が重いと感じてしまうあなたには、二つの選択肢があると思います。一つは、「時が流れても、親友とはずっと仲よくするもの」「学生時代の友人は大切にしなければいけない」という考えに縛られている自分を解放してあげることです。確かに、古くからの友人はかけがえのない存在です。あなたにもきっと、懐かしい思い出や宝物のような時間があったでしょう。ただし、それが苦痛になってしまっては意味がありません。つき合いに負担を感じるのなら、自分の心に正直に、会う回数を減らしたり、たまには断ったりしてみてはいかがでしょうか。その場合、仕事の忙しさが、相手に納得してもらえる理由になるはずです。友人と疎遠になっていくことに罪悪感をもたず、しばらく距離を置いてみることで、友人とあなたの関係性を、改めて見つめ直すことができるかもしれません。
もう一つは、人それぞれに人生があると割り切って、自分の人生を他人の人生と比較しないように心がけてみることです。これができれば、本当に仲のよい友人とは心置きなくつき合えるはずです。さらに、そのこととは別に、あなたには、現在の仕事や生活の中で新たにできた関係性がたくさんあるはずです。そうした中から生まれた「話が合う」「一緒にいて疲れない」友人との、現実的なつき合いのほうに重点を置いていくことも、大事な視点だと思います。
いずれにしても、友人たちは自分の決めた道を歩き、違う世界を生きているのです。あなたにも、かつての仲間の存在を、客観的に、プラスに受け止めることができる日が必ず来るでしょう。このように友人に限らず、人間関係は変化していくものだと認識し、その「変化」を前向きに受け取れるように意識してみてください。そして、仕事をがんばりながら、日々生活している今の自分に誇りをもち、ご自身を大切にしてあげてくださいね。


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