Question

まじめな自分が損をしているように思える

自分で言うのも恥ずかしいのですが、私は正直者でまじめだけが取り柄の性格だと思っています。仕事に対しても不器用だと感じているため、要領良く振る舞うだけで高い評価を受けたり、出世したりする同期や同僚を見るにつけ、何とも言えず悔しい気持ちになります。自分は損をしていると感じ、やる気もなくなります。

男性/50代

2021/12/21

Answer

「正直者がばかを見る」という言葉があるように、「世の中は要領の良い人ばかりが得をして、まじめで正直な人間は損をする」と感じている人は多いのではないでしょうか。特に会社という組織の中では、上役に対して「お世辞を言う」「自分を能力以上に大きく見せる」「うまく取り入る」などといった業務の実績以外の部分によって、気に入られたり、出世したりしていく人を見るのはよくあることです。自分にはできない「要領の良さ」を見せつけられると、自分をまじめで不器用だと思っているあなたには理不尽な思いが一層強く感じられるのかもしれません。その気持ちはとてもよくわかります。


あなたはその「要領の良い人たち」の言動を、どんな思いで見つめていますか。決して「自分もそうなりたい」「同じような働き方がしたい」とは思っていないはずです。いわゆる「要領の良い人たち」は、相手によって態度を変えたり、周囲の雰囲気や人の気持ちに構わず、自己中心的にふるまったりするものです。陰では「うまく立ち回っているだけ」「ずる賢い」と、冷ややかな視線を向けられていることも多いのではないでしょうか。きっとあなたも「うらやましくても、尊敬はしていない」と感じていると思います。


逆に「不器用」でも「まじめ」なあなたの努力やがんばりを見て、あたたかく見守ってくれている人はたくさんいると思います。おそらく、そんな人たちにあなたは支えられているのではないでしょうか。それは周囲から信頼を得ていることでもあります。いくつかの場面では「損した」と感じても、長い目で見れば出世しても信頼されない人より、より良い人間関係を築けるあなたのほうが、人間としての魅力があるはずです。


働く目的は人によってさまざまです。出世をしたいからか、生活のためか、あるいは社会貢献のためか、また目的は一つとは限らず、複数ある人もいるでしょう。「自分は何のために働いているのか」を考え、目的が複数あればその優先順位をつけてみてください。その過程で「出世すること(だけ)が目的ではない」と気づいたら、他者の出世に一喜一憂する必要もなくなります。あなたには人とともに成長していくという、社会人として大切な資質を持っています。その人間性を会社で生かしてほしいと思います。


今まであなたが保ってきたスタイルを大切にしながら、自分の生き方に自信と誇りをもつことができれば、周りの人に振り回されることもなくなるでしょう。そのためには、誠実に仕事をこなし、着実に成果を上げることです。その姿を見ている人たちは、要領良く生きている人のほうを評価するはずはありません。本来、「まじめに正直に生きること」はすばらしいことです。結果的には「正直者が損をしない」「まじめに生きていれば報われる」社会になることを願い、進んでいきたいものです。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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