Question

妻からの暴言にまいっている

結婚して20年になりますが、最近、妻の暴言がひどく困っています。言い争うときだけでなく、生活のあらゆる場面で、私をバカにしたり、見下したりする発言が多くなりました。これまで、専業主婦の妻に、子育てを含め、家庭のことは任せきりだったことが原因のような気がします。私は無口な性格で言い返すこともできず、言われっぱなしの状態です。今後、どのようにかかわったらいいのか困っています。  

男性/50代

2021/12/21

Answer

一般的に「DVは男性からの暴力で、被害者は女性」と思われがちですが、最近は、妻や恋人など女性からのDV被害に苦しんでいる男性も増加しています。男性が被害を受ける場合、殴る蹴るなどの「身体的暴力」より、罵詈雑言を浴びせるなど「言葉の暴力」が多いようです。また最近では、精神的な暴力や嫌がらせを指す「モラルハラスメント」が、夫婦間でも起こっていることが話題になっています。家族のために働いてきたのに、自尊心が傷つく発言が続くと、夫婦関係の危機を感じることでしょう。


あなたを含め男性は女性より口数が少なく、感情表現や意思表示が苦手だといわれています。そのため、女性から非難の言葉を浴びせられると黙ってしまうことが多いようです。このため「きちんと反応して共感してほしい」という妻の期待に応じていない、無関心ともとられてしまい、妻の怒りがヒートアップしやすくなります。つまり、妻の発する言葉の内容がどうであれ、それに対する夫の反応の欠如が妻を苛立たせ、暴言がエスカレートする要因となっているようです。


また「暴言ははいている側が悪く、浴びせられている側は被害者であり悪くはない」と考えがちです。しかし、暴言は自然に生まれるものではなく、二人のコミュニケーションのあり方や歴史が影響していることがあります。暴言は許されるものではありませんが、何かに影響を受けて生じたものだとすれば、二人のあり方を振り返る機会と捉えてみませんか。子育てを任せきりにした、あまり話を聞かなかった、感謝やねぎらいの言葉をかけなかったなど、何か思い当たることはありませんか? 妻の立場に立つと、子育ての負担を負わされた怒りや不満、心細さや不安を一人で抱え、その苦しさを吐き出す場がなかったことが想像されます。一方、夫の立場に立つと、働き疲れて余裕がないときは、配慮が難しいこともあるでしょう。また、話をするタイミングや気持ちの伝え方の工夫もほしいのではないでしょうか。このように考えると、お互いのボタンのかけ違いが、今につながっているのかもしれませんね。


一方で、暴言を受け続けているために、「悪いのは自分なのかも、自分が我慢すればいい」と考えてしまい、話し合う機会を避け、耐えることに徹している可能性もあります。お互いが感情的になっているときは、むしろ距離を置くことが賢明です。二人の気持ちが落ち着いているときを見計らって、互い不満に感じていることをさらけ出してみませんか。まずは、じっくりと奥さまの話に耳を傾け、気持ちを受け止めてから、あなたの考えていることを、しっかりと伝えてみてください。ここで意見に食い違いがあってもよいのです。夫婦の歴史はまだまだ続きます。これを機に、二人の気持ちを再確認し、コミュニケーションを見直してみましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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