Question

友人がいない自分は人として問題?

若い頃から社交的な性格で、学生時代からたくさんの友人に囲まれ、お付き合いもありました。しかし、結婚後子育ても落ち着き、外に出ることが少なくなってからは、新しい友人ができなくなり、気がつけば一人で過ごすことが多くなり、孤独感がとても強くなりました。友人がいない自分は、人として問題なのではないかと考えてしまいます。

女性/40代

2021/12/21

Answer

友人がたくさんいた学生時代と比較して、現在の自分には「友人がいない」「友人ができない」とお悩みなのですね。たくさんの友人が欲しいと願い、それが実現していた学生時代と比べて、現在の生活ではそれが叶わない。昔はできたのに、今はできない。となれば、「友人がいない自分には問題があるのでは」と思ってしまうのは、自然なことなのかもしれません。確かに、世の中には「友人が少ないことは恥ずかしい」「友人がいない人間は問題」という風潮もあるような気がします。はたして本当にそうなのでしょうか。


まずは、学生時代の友人づくりを振り返ってみましょう。幼稚園や小学校から、高校や大学まで、比較的簡単に友人ができたように思えるのは、集団生活の中で、無意識のうちに友人づくりを強いられていたことにあるのかもしれません。「つくる」という意識がなくても、クラスや部活などの集団行動の中では、ごく自然な形で友人関係や仲間関係が形成されていきます。そして、友人関係を通して自分自身も成長してきたと言えるのかもしれません。それに対して、学生時代を卒業し社会人生活を経て、集団行動から個人の生活へと移行し、人間としても成長した現在は、たいていのことは一人でできるようになりました。いわば、友人がいなくても行動できるようになったとも言えます。つまり、友人ができなくなったのではなく、友人がいなくても大丈夫な状態になったと考えることもできます。


友人がたくさんいることの利点は確かにあるでしょう。しかし、新たな友人との親密な関係が深まるまでには時間もかかりますし、友人関係を保つということは、それなりのエネルギーを必要とします。そのように考えると、新しい友人関係をつくるために、あなたが今まで築き上げてきたライフスタイルを、今になって変える必要はないように思えます。つまり、何かを変えて友人づくりをするというよりは、現在の生活の延長線で、今できることは何かを探してみることもひとつではありませんか。


また別の視点で考えれば、“一人で過ごすこと”は、必ずしも寂しいものではないでしょう。確かに気の合った友人と過ごす時間はそれなりに有意義かもしれません。しかし、一人で好きなことをしたり、心地よい時間を過ごしたりすることも貴重であり、大切なことではないでしょうか。一人でいるときこそ、自分自身と向き合い、内面と深く関わることができるのです。この力(=孤独に耐えうる力)を持っていることは、今後の人生を生き抜いていくうえで、大きな強みとなっていくことでしょう。友人を必要とし、それを求めた学生時代の自分と、友人がいなくても大丈夫になった今の自分、友人というものに対する意識が変化しているということを、再確認してみるよい機会になるかもしれません。あなたらしい過ごし方を大切にしてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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