Question

ネットでの買い物がやめられない

育児で忙しい毎日を送っています。それなのに、夫は残業で帰宅が遅く、休日も出かけてしまい、育児を手伝ってくれません。夫に対するイライラや、子育てへの不安からストレスがたまり、ネット通販にはまるようになりました。最初はわずかな買い物でしたが、最近では高額にもなり、一度も着ない服まで買ってしまい、後悔して自己嫌悪に陥っています。家計簿をつけていたら、多額の出費も心配になってきました。

女性/20代

2021/12/21

Answer

一番頼りにしたいご主人からのサポートが受けられず、子育ても家事も一人で抱えていくのは、大変な負担となっているでしょう。相談相手もなく、心細い思いで頑張ってこられたのですから、ストレスを感じるのは当然だと思います。毎日の生活の中で感じているイライラや不安が積み重なり、そのストレスを解消するための行動として、ネット通販にはまってしまったと理解できます。「衝動買い」という言葉があるように、その行動に至る過程には、感情が大きく影響しているものです。衝動買いをして、後悔するような無駄な買い物をしないための方法を考えましょう。


自宅に居ながらにして、あらゆる物が簡単に手に入り、しかも好きな時間にゆっくりと選ぶことができるネット通販は、大変便利で魅力的です。その手軽さにはまってしまう方は、たくさんいらっしゃるのでしょう。ネット通販を利用する目的は、本来「必要なものをいろいろと比較しながら選ぶ」ためだとも考えられますが、あなたの場合はいかがでしょうか。だんだんと「とにかく何かを買わなければいけない」という意識にすり変わってきてはいませんか。いつの間にか、あなたの満足は購入した「商品」ではなく、「買う」という行為そのものになっている様子が伺えます。ですから、買っても使わないものや、買ってから後悔するものが出てしまうのです。「買わなくてはいけない」という気持ちから脱却し、通販本来の目的を、あなたなりにもう一度考え直してみることをお勧めします。


一方で、せっかくの楽しみをすべて規制してしまうというのも、逆にストレスがたまる要因になるかもしれません。家計簿をつけるという習慣をお持ちのようなので、支出分を見直すだけではなく、月々いくらまでなら自分の買い物代として使えるのか、ご主人と相談して計画を立てていくことで、より買い物の楽しみが広がっていく可能性もあります。 もう一度考え直してみることをお勧めします。

金額だけでなく、1日の中でインターネットに向かう時間を、あらかじめ決めておくことも有効だと思います。ただネットを使うのではなく、「必要だから使う」「計画を立てて使う」ことを意識していけば、ネット通販にはまる生活から抜け出せるのではないでしょうか。


そのうえで、ほんの少しの時間でもよいので、ご主人に子育ての協力をお願いしてみてください。協力が得られないなら、誰か相談できる人を見つけて、話を聞いてもらうだけでもよいと思います。ストレスが和らいで、新たな楽しみを見つけられるかもしれません。


また、この経験をご自身のストレスについて見直してみる、よい機会と考えてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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