親しくなるとかかわりが面倒になる

私は人間関係において、ある程度まで親しくなると、急にその人とのやりとりや、かかわりが面倒になることがあります。態度にも表れてしまい、しばしば人間関係が悪くなります。なぜ、このようになってしまうのかわかりませんが、人間関係を大切にしたいので直したいと思っています。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
人間関係を大切にしたいのに、それとは裏腹に、親しくなった人たちとの関係が面倒になってしまう。実際に人間関係が悪化してしまうこともあるようですから、自分の中の相反する気持ちを持て余してしまいますね。
ある程度まで親しくなると急に面倒になるとのことですが、その境目には、何か共通する「キーワード」がありませんか。
どのような関係でも親しくなっていけば、これまで見えていなかった相手の性格や行動傾向が見えてきます。その親しさに甘んじて、時間感覚がルーズになったり、言葉遣いにも変化が生じたりするかもしれません。行きつけの店や自宅で会うことも多くなり、プライベートなことが話題になることも増えてくるでしょう。
一方、どんなに親しい間柄であっても、人は他者に話したくない話題や譲れないものを持っているものです。それは、恋人や家族のことであったり、終業後にひとりでほっと一息つく時間であったり、食事の際の箸の使い方であったりと、本当にさまざまです。それは理屈でどうにかなるものではありませんから、それが脅かされそうになると、人は知らず知らずのうちに、その付き合いに煩わしさというアラームを発するのだと思います。
では、あなたの「キーワード」、つまり譲れないものとは、どのようなものなのでしょうか。
まずは、そのことを考えるために、過去の人間関係を振り返ってみてください。親しくなった人たちの言動のどのようなところに煩わしさを感じたのでしょうか。逆に、なかには親しくなっても、煩わしさを感じることなく、ずっと付き合えている人もいるのではないでしょうか。その人たちとはどこが違うのでしょう。
「キーワード」が見えたら、解決のための糸口を見つけていきましょう。すでにおわかりだと思いますが、この「キーワード」は、“あなたが大切にしている部分”ともいえます。ですから、「キーワード」そのものを変えていくことは、なかなか難しいと思います。
そこで一つの方法としては、自分が大切にしているものをあらかじめ相手に伝えておくというものがあります。あまり深刻に考えず、「○○はオレのNGワードだから」「私生活のことはちょっとバリアが堅めでね」と、自己紹介のつもりで話してみてはいかがでしょうか。こうしたことで、安心して付き合いを始められるかもしれません。
自分の“人付き合い「キーワード」”を知ることは、自分が心地よいと感じる“人との付き合い方”を見つけることにつながります。まずは、「他者」ではなく、己を知るために「自分自身」と交流を図ってみてはいかがでしょうか。


みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。