Question

大切なペットが亡くなってしまい、毎日がつらい

13年間一緒に暮らしてきた犬が先月亡くなりました。一人っ子の私にとって、兄弟のように思っていたため悲しみも深く、街中やテレビで似たような犬を見つけると、自然と涙があふれてきてしまいます。毎日つらくて仕事にも支障が出てしまい、悩んでいます。

女性/20代

2021/12/21

Answer

兄弟のように一緒に育ってきた愛犬が旅立たれたとのこと。街中やテレビで愛犬の面影を見つけては涙され、悲しみの日々を過ごされている様子が痛いほど伝わってきます。


あなたより後に生まれ、いつの日かあなたよりも年を重ね、人間の年齢に換算すれば60歳を超えた頃でしょうか。その月日はきっとあなたと幸せな時を過ごしてきたものではないかと感じます。

今、あなたが悲しみの中で思い浮かぶことはどんなことでしょうか。楽しい思い出でしょうか、苦い思い出でしょうか。

もしかすると、その中には後悔の念も含まれているかもしれません。例えば、“あのとき○○してあげれば良かった”と過去を悔やみ、“もし○○していれば、今も生きていたかもしれない”と自責の念に駆られてはいないでしょうか。


人の「死」も愛犬の「死」も悲しみの重さは一緒です。家族として愛していたのであれば、深く嘆き悲しむのは自然なことです。

その嘆き悲しみは、後悔や自責の念とともに、嵐のようにあなたの心を荒れ狂わせることもあるでしょう。

そして、その嘆き悲しみの時期を経ることで、やっと愛犬の「死」を「仕方なかったこと」だと受け入れることができるのだと思います。


涙がこぼれ落ち悲嘆に暮れる日々は、1か月から長い場合で半年前後といわれています。

この期間を支えてくれるのは、ご家族やペット仲間など、生前の愛犬のことをよく知っている方々です。

あなたの悲しみを単なる「犬の死」としてではなく、「家族の死」として理解し、ただ黙って耳を傾けてくれる方の存在が気持ちを和らげてくれるでしょう。


もしかしたら、ご家族もそれぞれ悲しみの時を過ごされているかもしれません。

その想いを分かち合い、愛犬の思い出を語り合うのも良いと思います。

そこには否定も慰めも要りません。感じるままを言葉に出し、互いの気持ちを受け止め合ってください。


今は信じられないかもしれませんが、悲しみを乗り越えた時に、必ず愛犬との思い出に笑みをこぼせる日が来ます。

そして、愛犬が残してくれたものの「大切さ」や「大きさ」に気がつくことでしょう。それは、あなたの人生に大きな力をくれるのではないでしょうか。

あなたの心に、元気に走り回る愛犬の姿が甦ってくることを願っています。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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