何でもギリギリな性格を治したい
子どもの頃から夏休みの宿題など、何でもギリギリにならないと手をつけない性格でした。これまで何とかなっていたのですが、先日、この性格が原因となって仕事で大失敗をしてしまいました。これを機会に、特に仕事上でギリギリまで手をつけない性格を何とか直したいと思っています。自分の心がけ次第なのでしょうが、効果的な方法はありますか?

男性/20代
2021/12/21
確かに子どもの頃は、楽しいことやおもしろいことに目がいきがちですし、後先を考えず、時間を費やしてしまうことも多いように思います。
しかし、大人になり、仕事が絡んでくると、個人の判断だけで先延ばしにできないことも多く、ギリギリで仕上げるのは危うい状況も出てきます。
今回の失敗をよい機会にして、ご自分を見つめ直してみましょう。
ギリギリになってしまうプロセスには一般的に2つのことが関係していると思います。
1つは『計画』の甘さです。仕事では業務に対し、「何を・どのように・どのくらいの時間をかけて行うか」を正確にイメージすることが重要です。
2つ目は『スケジュール管理』の甘さです。業務計画を正確に立てても、予定通りにこなしていかないと、最終的にはギリギリになってしまいます。
計画を立てるときは、業務を綿密に区切り、細かいToDoリストを作りましょう。ギリギリを未然に防ぐため、計画は少し前倒しして立てておきます。そして、実際に計画を遂行するときは、毎朝チェックし、現段階が一目でわかるようにしておきましょう。ポイントは、ToDoリストをすぐに手の届く所に置き、簡単に書き込めるようにしておくことです。計画を終えるごとにリストに印をつけていくと、達成感を得ることができます。最近は、スケジュール管理を助けてくれるツールも数多く出回っています。ご自分に合ったものを探してみるのもよいでしょう。
ただ、こうした行動は仕事を覚えていく中で、少しずつ身につけていくものです。はじめのうちは、先輩に相談しながらやり方をまねてみるのもいいですし、計画を立てたら上司と共有し、進捗や課題を逐一報告しながら進めていくのもよいでしょう。
また、今回は大失敗があったとのことですが、逆に言えば、これまではギリギリであってもきちんと仕上げることができていたといえます。もしかすると、急ぎの案件などでは、むしろあなたは「仕事の早い人」かもしれません。つまり、あなたは元来、素晴らしい瞬発力と集中力をお持ちで、これまでその実力を存分に発揮されてきたのではないでしょうか。こうした人は物事を楽観的に捉えることが得意で、人に対して寛大でやさしい面をお持ちであることが多いです。
このように「なんでもギリギリ」の性格の人は、職場では、臨機応変に行動できる人として評価されることもあります。今回の大失敗でご自分を全否定するのではなく、自分の得意分野を理解し、自分なりの仕事のやり方を身につける時期と考えて、じっくり取り組んでみてはいかがでしょうか。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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