Question

いつも本番に弱く力が発揮できない

昔から、何事でも“いざ本番!”となると緊張してしまい、自分が持っている力の半分も発揮できないのです。スポーツでも仕事でも、どんな場面でも緊張してしまいます。練習や少人数の場では、リラックスできているせいか、カラダもよく動きますし、思考もクリアなのですが・・・。本番に強い人に憧れます。良い訓練法などがありましたら、ぜひ教えてください。

女性/20代

2021/12/21

Answer

“いざ本番!”というときに緊張してしまい、本来の力の半分も発揮できないとのこと。

多かれ少なかれ、人生の中で多くの人が、一度は経験したことがある悩みなのではないでしょうか。


おっしゃるように、本番に強い人というのは確かに存在しますが、「緊張していない」ということではないのだと思います。

どんな人間であっても、緊張してしまうと体に力が入ります。“いざ本番!”となると、リラックスしているときと同じように体や思考を働かせようと思っても、思ったようにうまくいかない、それは人間の自然な反応です。

また一言で「緊張」といっても、適度な緊張は自分の心身にうまく作用し、能力を伸ばしてくれる場合もあり、一概に「緊張」=「取ればよし」ともいえません。不要なのは過度な緊張であり、それを減らしていくことで、力の全てとまではいかなくとも、8割9割の力を目指していくことができるでしょう。


では過度な緊張はどうやったら取れるのか。ここでは二つご紹介したいと思います。

一つは緊張に“慣れようとすること”、もう一つは“できたときの自分をイメージすること”です。


緊張する場面で、何の練習もなく自動的にリラックスできる人はほぼいないでしょう。しかし同じような場面に立つ機会が多ければ多いほど、人間は心身が緊張している状態に少しずつ慣れようとしていきます。たとえば熟練アスリートを例にあげると、能力そのものを伸ばすには体力的にも限界がありますが、本番での能力の使い方に長けていること、いわゆる「経験」が結果につながるということがあります。


もう一つは、できたときの自分をイメージすることです。先ほどのアスリートをまた例にあげると、水泳選手ならトップでゴールする自分を、何度も何度もイメージトレーニングするそうです。これはイメージトレーニングに限らず、本番が終わった後にもできます。

あなたはどうでしょうか。本番が終わった後に、緊張してできなかったことだけを思い返していませんか。できなかった部分ばかりに焦点を絞ってしまうと、次の緊張の場面で余計に“またきっとダメだろう”という思いが強くなります。つまり、これでは負のイメージトレーニングになってしまいます。できたときの自分をイメージできるよう、わずかでもできた部分をきちんと把握し、自分に認識させる癖をつけることが大切です。


この2つに共通するポイントは、「緊張する場面に率先して立つ」ということです。“リハーサル”や“予行演習”がその一つ。ただし、その際に“リハーサル”だからと認識してしまっては緊張感を保てません。本番さながらに緊張感を持って、やり直しは不可・省略も不可で、本番通りに一から行ってみることが、“訓練”につながります。

こうしたリハーサルを通して、緊張がゼロになるわけではありませんが、緊張している自分自身を客観的に捉えることができるようになり、本来の自分が持つ能力に少しでも近づけるのではないでしょうか 。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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