Question

娘の結婚が近づき、寂しさが募っている

娘の結婚が決まりました。近所の○○さんのところは結婚が決まったらしいなどと聞くと、うちも早く結婚してほしい、相手はいないのかなどと言っていましたが、いざ相手ができて結婚の話が進むと、子どものいないこれからの生活を考えて、正直寂しさが募ります。式の段取り、お相手やそのご家族との付き合いなど、気にかかることもどんどん出てきます。

喜ばしいことのはずなのに、一方では寂しさと不安で苦しいような気持ちで、娘ともあまり話ができていません。こんな自分はダメな親だと思って、なお辛くなってしまいます。

男性/50代

2021/12/21

Answer

お嬢様のご結婚、おめでとうございます。



お子様を見守るというのは、成長を喜ぶと同時に、手元から巣立っていく寂しさとも対峙していかなければならず、親業とはなんと難しいものだろうと思います。大切なご家族の一員であるとともに、日常の様々なことを語り合える相手でもあったお嬢様が離れてしまうのですから、父親として寂しいお気持が募るのも無理もないことでしょう。



家族にとって、子どもの結婚は数十年なじんだ生活スタイルが大きく変化する出来事です。すぐに慣れなければいけないということもないと思います。結婚式が無事終わってから、少しずつでよいですから、ご自身のために楽しめることをゆっくりさがしていきましょう。ご結婚当時に戻って、またご夫婦中心の生活がスタートします。今後お二人で楽しめそうなことを考える機会ととらえることもできます。



また、父親として、お相手のことや先方のご家族のこと、結婚式のことなどいろいろご心配なさるのも当然のことです。大切なお嬢様の晴れ舞台をどう迎えるか、花嫁の父としてどうふるまえばよいのか、新しく家族となる方々はどういう人で、どんなつきあいをすればよいのか。なにもかもが初めてのことですから、どんなに嬉しいことでも、いろいろ考えてしまい、不安が募るものです。父としてどっしり構えるというのもひとつですが、いろんなお気持を抱えながら、娘の成長を思うやさしいお父さんというのもよいのではないでしょうか。最近あまり話しかけてこなくなった父親のお気持を、言葉にはならなくとも、お嬢様は十分気づいておられると思います。



新しくご自身のご家庭をお持ちにはなりますが、娘でなくなるわけではありません。お婿さんも一緒に里帰りされると、ご家族が増えたと思えて寂しさも少しずつ薄らぐかもしれませんね。今はご家族が増える通過点のひとつとして考えられるとよいのではないでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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