仕事内容に慣れず不安

溢れてきてしまう涙は、ご自身の心が消耗してしまっていることを知らせてくれるサインのようなものです。新たな業務に慣れるため、この5ヶ月間、無我夢中に走ってこられたのだと思います。まずは、そんなご自身の努力を評価し、いたわってあげてください。

業務としては電話対応が多いということですが、一般的に人は、話し相手とコミュニケーションを取る際、大部分は目からの情報に頼っているといわれています。そのため、話の内容や声質だけでなく、相手の顔の表情や身体の動かし方などの情報を総合することで、相手の気持ちを汲み取りながらコミュニケーションをとります。しかし、電話でのやりとりは、情報源は耳から感じ取る相手の声だけになってしまいます。いくら相手が穏やかな気持ちで微笑みながら話をしていても、その方が低い声質の持ち主だと、怒っているように聞こえてしまうこともあるかもしれません。また、電話相手に余裕がなく、焦りや苛立ちが声に出てしまっているということもあるかもしれません。

働き出して5ヶ月ということですから、今は業務に慣れていかれる時期かと思います。職場で応対の上手な先輩がいれば、アドバイスを求めてみてはどうでしょうか。アドバイスを参考に、経験をつんでいけば、次第に応対にも慣れ、不安感も軽減していくでしょう。誰でも最初から上手にできる訳ではありません。焦らずにゆっくりと成長していこうと考えることで気持ちが楽になることもあります。

今は、エネルギーが低下しているようですので、プライベートの時間はお仕事のことを考えず、リラックスして過ごされることをお勧めします。ご自身が一番心地よいと感じられる過し方をして、少しでもホッとされることです。音楽を聴いたり雑誌を読んだり、疲れてエネルギーがなくなっている時には、ただボーっとするだけでもいいでしょう。そうした時間を持つことで少しずつ疲れた心が回復していくことでしょう。