子どもの便が柔らかく、回数が増えている

柔らかい便が出て、回数も多いのですね。離乳食の食べ方にムラはあるものの、機嫌や母乳の飲み方がよいので、様子を見ていてよい症状なのかどうか、迷われるのも無理はありません。

今回のように便の変化が気になるときには、便の色、回数、におい、血や粘液が混じっていないかなどのほか、機嫌、食欲、発熱や発疹の有無、おしっこは出ているか、体重に変化はないかなど、全身の様子をよく観察してみましょう。また、もともと便の回数や性状は、個人差が大きいのですが、健康な赤ちゃんが成長にともなって、便の回数が増えたり、変化することも日常的によく見られることです。いつもより便が多少ゆるくて回数が多くても、機嫌がよく、母乳の飲みが変わりないのでしたら、しばらく様子を見てもよいでしょう。受診の目安は、下痢が続き、次第にひどくなってくる、熱がある、ぐったりしている、機嫌が悪い、嘔吐や腹痛がある、黒や赤い便が出る、米のとぎ汁のような白い便が出る場合などです。

離乳食の量にムラがあるようですが、機嫌がよくて体重が順調に増えているのであれば、食べないときがあっても静かに見守りましょう。食事を残しても無理強いはせず、食後に母乳をたっぷり飲ませてあげてください。