ベビーマッサージの方法が知りたい

ベビーマッサージは、出産後のお母さんから、取り組みたいことのNO.１にあげられるほど人気があります。手順や手法よりも、肌と肌がふれ合う「幸せタイム」なので、『気持ちいい』を大切にして、目を合わせ、声をかけながら行いましょう。

≪ポイント≫

①　環境づくり

部屋の温度、照明、音、敷物など、マッサージを行うのに心地良い環境に整えます。

②　お母さんの準備

お母さん自身がリラックスして、マッサージタイムを楽しめる、こころとからだの状態にあることが大切です。

③　赤ちゃんの準備

おなかがいっぱいのとき、空腹のとき、発熱しているなど体調の悪いとき、けがなどのトラブルがあるとき、他の遊びに夢中になっているときなどは避けましょう。

④　お母さんの姿勢

お母さんの腰に負担がかからず、赤ちゃんの全身に手が届く座り方であれば、どんな姿勢でもＯＫです。

⑤　１回のマッサージは、10分から15分を目安に

顔などに比べて敏感ではない足やおしりなどから始めます。必ず全身をマッサージしなくてはいけないということではありません。足しかできない場合には、左右同じバランスでマッサージしてあげましょう。

⑥　手のひら全体を使い、やさしいタッチで

おなかや背中など面積の広いところは手のひら全体で、肩や胸などは指(人さし指や中指、薬指)のハラで、手のひらや足の裏をもむときは親指のハラを使って、赤ちゃんの肌をやさしくなでるように、または円を描くようにマッサージします。

⑦　使用するオイルはたっぷりと

お母さんと赤ちゃんの肌の摩擦を防ぐために、100％天然の植物オイルを使ってマッサージしましょう。初めて使用するオイルは、肌の一部にオイルを塗って赤くなるなどのトラブルが起きないか、事前にパッチテストをしましょう。

⑧　赤ちゃんの動きに合わせて

マッサージ中にハイハイや寝返りをしたり、立ち上がったりするときは、できるだけその動きを妨げないように、赤ちゃんの動きに合わせて行います。

⑨　無理はしない

嫌がるときには無理せず、赤ちゃんが喜ぶところだけのマッサージでもかまいません。もしも泣いたら、抱っこして落ち着かせてあげましょう。

⑩　マッサージ後は余韻を楽しむ

マッサージ後は血行が良くなり、のども渇いています。バスタオルにくるみ、様子を見ながら母乳や湯冷ましをあげましょう。その後、蒸しタオルでオイルを拭き取るか、ぬるめのお湯で流します。